元鬼狩りと刀

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『"顕現せよ、我が新しき子よ。"』

？｢薙刀、巴形だ。銘も逸話も持たぬ、巴形の集まり。それが俺だ。｣

睦｢噂の巴形薙刀ぜよ！よろしゅう頼むぜよ！｣

『よろしくね、巴。』

巴｢よろしく頼む。主。｣


紹介を済ませた。

鍛刀した刀剣たちと巴形薙刀に部屋を案内し、昼食を摂る。


『光忠と歌仙は料理ができるんだね。すごく美味しい。』

歌｢なら良かった。｣

燭｢元の主の伊達政宗公が、料理をする人だったからね。見様見真似だけど、案外できるもんだよ。｣


食事を済ませると、加州清光が話し出す。


加｢主｣

『ん？』

加｢俺たちを〆れるの？｣

『唐突だね』

加｢だって華奢だし．．．それに、政府の役人のあの言い様にも関係がある気がして。｣

『．．．』

加｢教えてよ。陸奥守やら五虎退やらは知ってるんだろう？｣

『．．．秘密の件、やめにしようか。』

睦｢え！？｣

前｢よ、よろしいのですか？｣

『うん。』

五｢あるじさまが、そう言うなら．．．｣

加｢？｣

『ねぇ、こんのすけ。』

こ｢はい｣

『私について、簡単にまとめた動画とかないの？皆知りたそうだけど説明するの長い．．．』

こ｢ありますよ。｣

『！？冗談のつもりだったのに．．．そんなケロッと．．．』

こ｢こういったこともあるだろうと、時野さんが用意していました。｣

『見せて。』

こ｢かしこまりました。｣


こんのすけが、映像を流し始める。

それはアニメーションにナレーションが付けられたもの。

Aを模したキャラクターなどが動き、時野が喋っていた。


『．．．．．．』

加｢そんな、ことが．．．｣

長｢．．．｣

伽｢．．．｣

『よく出来た映像だったなぁ。流石。』

こ｢褒められていたとお伝えしておきますね。きっと飛び上がって喜びます。｣

『．．．時野に繋げる？ちょうど聞きたいこともあるし。』

こ｢出るかは分かりませんが．．．｣


スクリーンで、時野に繋ぐ。


時｢はい！時野です！！｣

『いきなり連絡してごめんね』

時｢いえいえそんな！どうされました？｣

『．．．近いうちに、産屋敷家へ行きたいんだ。』

時｢！！｣

『大丈夫かな？もし無理なら良いんだけど．．．』

時｢もちろん大丈夫です！！むしろ、御当主も来てくれたら嬉しいと仰っていたくらいです！！
直ぐにお伝え致しますね！お好きな時に訪問されたら良いと仰るはずです！！｣

『うん。ありがとう。』

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