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『ここまで言い当てられたら信じてもらえるだろうと?』
時「その通りです。」
『...』
時「これを踏まえ、例えも使って簡単に説明させていただきます。」
『はい』
時「我々の敵は、過去へ干渉し、歴史改変を目論む "歴史修正主義者" です。
奴らの結成する時間遡行軍に対抗し、歴史を守るべく、物に眠る想いや心を目覚めさせ、力を引き出す能力を持つ "審神者" の方々に、刀剣より生み出された付喪神 "刀剣男士" を率いて頂き、過去干渉を阻止しているのです。
また、遡行軍も我らも良しとしない第三勢力、"検非違使" の介入が立ちはだかることもあります。」
『...』
時「すっごい簡単に例えを使って説明しますと、
鬼舞辻無惨が討たれるのを防ぎ、鬼が滅ぶという歴史を変えてしまおうと動く勢力がいるような感じです。」
『なるほど、理解した。』
時「良かったです。」
『ふむ...それは由々しき問題ですね。
少し心残りはあるものの、あの歴史は決して変わってはならぬもの。』
時「そうでしょうそうでしょう!」
『ただ』
時「ただ...?」
『一つ、私が遡行軍側とも取れる行動をとる可能性が捨てきれない事がありますね。』
時「......産屋敷耀哉様とあまね様、御二方のお嬢様の事ですか...?」
『そうですね。』
時「...」
『変えるべきではないのはもちろん分かるけれどね。』
時「ならば十分でしょう。その時のことはその時に行くことになった時に考えましょう。」
『はは、それで良いのなら、協力はしましょう。
学んだ歴史も含め、全ては完成されているもの。変えるべきではありませんからね。』
時「その言葉を待っていました!!ありがとうございます!!!」
『また、命の危険のある事柄に絡むことになるとは...鍛錬をしていた甲斐が有るというものよな...』(ボソ
時「では!早速向かいましょう!!!」
『あぁ、分かりました。』
その後、車で人気のないところまで連れてこられた。
時野がなにやら唱えると、ゲートのようなものが開く。
『...』
時「この先です。」
そのゲートをくぐると、円形の広い部屋に、五振りの刀が並んでいた。
そこで、ざっとこれからの説明を受ける。
『...覚えきれないですね。』
時「ですよね。なので念の為説明書の用意があります。後で送りますね。」
『ありがとうございます。』
時「それと...」
パンパンッ
?「はい!お呼びでしょうか!!」
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宵桜の館(プロフ) - 七星 麗華 (ななぼし れいか)さん» こちらこそ読んでくださってありがとうございます!! (2022年11月4日 21時) (レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華 (ななぼし れいか) - 鬼滅の小説、大好き!!この作品を作ってくださりありがとうございます!! (2022年11月4日 21時) (レス) id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - みるくるみさん» それは良かったです!!ありがとうございます(●︎´▽︎`●︎) (2022年11月4日 16時) (レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
みるくるみ - クロスオーバー大好き! (2022年11月4日 16時) (レス) id: 84f17b04e9 (このIDを非表示/違反報告)
みるくるみ - 設定を見たときに、「あ、これ好きになる予感しかない。」ってなりました。実際底なしの沼にはまりました。最高です。応援しています。 (2022年11月4日 16時) (レス) id: 84f17b04e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵桜の館 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/
作成日時:2022年10月24日 21時