「オリジナル」遠藤家!! (ページ3)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:972 hit

第三話ページ3

響「そっか。そうよね。高校までの道のり探してるんだわ、きっと」

響「ここ、一応都会だし…お母さんに道聞いたくらいじゃ分らないものね」

響(よし！ここはナンパ…いやいや道案内役としてこのエンジェル響ちゃんが声をかけてあげるわ！)

かげる「う～ん…」

さっとちゃん「困ったな…」

怪しい人影「ねえ、お兄さんたち」

さっとちゃん「ん？どした？嬢ちゃん」

かげる「高校生？可愛いね、君」

さっとちゃん「ちょうどよかった。嬢ちゃん、パンパカパン高校の行き方を＿＿＿＿」

怪しい女子高生「ここで会ったのも何かの縁ね♪」

怪しい女子高生「ところでお兄さんたち、私・と・お・ちゃ・し・な・い？」

さっとちゃん「じょ、嬢ちゃん高校生だよな？学校はどした？」

さっとちゃん(こ、これがいわゆるテレビでやってた逆ナンってやつか？まさか俺が…と！いかんいかん！)

怪しい女子高生「もちろんあるわよ」

怪しい女子高生(ふふふ～。二人とも騙されてる騙されてる。私だと気づかないなんて、二人とも相変わらず、お・茶・目♪)

さっとちゃん「どした、かげる」

かげる「ん～…。この子、どこかで見た気が…雑誌か何かで…う～ん…あ⁉」

さっとちゃん「うおっ！な、なんだ⁉」

かげる「…もしかして君…響…ちゃん…？」

怪しい女子高生「ちっ、もうバレたか」

かげる「ちっ⁉」

さっとちゃん「お前…響か！おんめ、ずいぶん変わったなあ‼」

響「そうでしょうそうでしょう‼うっふ～ん」

かげる「うわぁ…すっごく大人っぽくなったねぇ‼制服似合ってるよ‼見違えちゃった‼」

響「ふふ～、でしょう？彼女にしてもいいのよ？遠慮するけど」

かげる「あはは、俺もまだちょっとご遠慮しようかな…」

響「ちょっと！それって、私が大人になったらもらってやるってこと？ずいぶん余裕じゃない。彼女いないのね…可哀想に…」

かげる「失礼だなあ」

響「まあ、それはいいとして。入学式に来てくれることは知ってたけど、ここで会うのは奇遇ね」

かげる「そうだね。でも、ちょっと助かったよ。俺たち、ここまで来たはいいんだけど、道が全然分からなくて。迷子になるところだったんだ」

響「やっぱりそうだったのね。いいわ、せっかく来てくれたんだし、
高校まで案内してあげる」

かげる「そういうことで、父さん、響ちゃんに高校までの道のり聞けてラッキーだね！」

さっとちゃん「お、おう」