【d！】アメジストの瞳【shp】

＊43話 ページ44

店主「よろしければ実際着用されるときのイメージが持ちやすいように簡単にヘアメイクを施させていただいてもよろしいでしょうか？」


『いいんですか…？』


店主「はい、ヘアメイクは娘が担当いたします」


店主さんが声をかけると若い女性が入ってきた。店主さんによく似た目元をしている。


娘「よろしくお願いします」


『こちらこそお願いします』


そういうと椅子に案内され、着席と同時にテキパキと髪を結いあげてくれる女性。鏡がないからどうなっているのかわからない。そう思っている間にあっという間にヘアアレンジが完成し、次はメイクに取り掛かる。


娘「元のメイクを活かしたメイクにさせていただきますね」


『そんなことできるんですか…？』


娘「はい、シンプルですがきちんとしたメイクをされているので可能ですよ」


プロってすごいなぁ…


メイクもあっという間に完成して再度姿見の前に立つ。


『わぁ…！』


店主「いかがですか？」


先ほどと違いふんわりと巻かれた髪を結いあげたアレンジに、アイシャドウとアイラインで華やかになった目とふんわり色づく頬。別人みたい…


『私じゃないみたいです…』


娘「大丈夫、Aさんですよ」


こんなに変われるんだ…


娘「紫崎様から当日のヘアメイクも依頼されておりますので、またよろしくお願いします」


『いいんですか？』


娘「はい、全力でお手伝いさせていただきます」


『よろしくお願いします！』


店主「それでは紫崎様にも見ていただきましょうか」


『そうですね』


ショッピくんどんな反応するんだろ…

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