＊36話 ページ37
チーノくんが宝石の瞳だということを公表してから一週間。
あっという間に噂は広がり上級生もチーノくんを見に来ては取り囲んでアピールを続けている。
さすがのチーノくんもうんざりした様子で私達の教室に避難してくるようになった。
cn「今までモブ扱いやったのにこんな露骨になるんやな」
shp「欲って怖いよな」
『でもみんなそのためにここに入学してるなら仕方ないよ』
メイ「でもチーノくんが宝石の瞳って未だに信じられない」
cn「それはどういう意味ですかねぇ」
メイ「あ、いや深い意味は無いよ」
shp「逆に聞きたいんやけどメイさんは宝石の瞳追いかけてなかったっけ」
メイ「うん、私も宝石の瞳に嫁ぐために入学したもん」
shp「やったらなんでチーノには寄って行かんの？」
メイ「え…チーノくんは友達だから？
Aとか紫崎くんと同じで大事な友達だから…今更宝石の瞳だからってだけで擦り寄るのも違うかなー」
cn「………」
メイ「あれ、なんか変なこと言った？」
『いや、私メイのこと見直した』
shp「俺も」
cn「……僕も」
メイ「え、いきなりなんで!?」
宝石の瞳なら誰でも良いというわけではなかったんだなぁとミーハーだと思っていた自分を反省した。あと直接大事な友達と言われると嬉しいような恥ずかしいような…。
きっとチーノくんも同じように感じてるんだろう。驚いた表情をしていたけど、それはきっと思いの外近くに自分を見てくれる人がいたことに気付いたからなのかもしれない。
メイ「そうだ、今日の放課後先生にレンタルドレス見せてもらいに行こうよ」
『あ、そうしよっか』
shp「ドレスってデビュタントのやつ？」
『そうそう』
shp「………俺が選びたい」
『え？』
shp「Aのドレス俺が選びたい」
『シンプルな黒いのが多いって聞いたからあんまり選ぶ必要も無さそうだけど…』
shp「やったら俺が買うからそれ着てや」
『いや、さすがにそれは…』
shp「ええやん、番なんやから」
『ええ…でも』
shp「俺が選んだの着てほしいねん」
メイ「いいじゃん、買ってもらいなよ！」
cn「ショッピくんは独占欲強いからなぁ」
shp「ニヤニヤすんな」
cn「せっかくやから俺も見に行こうかなぁ。メイも行かん？」
メイ「付いて行っていいなら行きたいなー！うちでも買えそうなのあればパパに頼んでみようかな」
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Noa(プロフ) - ねう。さん» ありがとうございます！趣味全開ですが今後もお付き合いいただけると幸いです！ (2022年12月16日 0時) (
レス) id: 7c93d56916 (このIDを非表示/違反報告)
ねう。(プロフ) - あーだめだもうむりしんどい何回読み返してもしんどいドキドキですやばいです主様の作品雰囲気大好きすぎます泣泣 これからも応援してます！更新楽しみにしてます！ (2022年12月15日 18時) (レス) @page36 id: dee5bda7f0 (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - たぴくんさん» コメントありがとうございます！自分の趣味が全開ですが皆様にも楽しんでいただけるよう精進します！ (2022年12月11日 10時) (レス) id: 7c93d56916 (このIDを非表示/違反報告)
たぴくん - この作品大好きです！応援してます！更新頑張ってください୧⃛(๑⃙⃘⁼̴̀꒳⁼̴́๑⃙⃘)୨⃛ (2022年12月3日 12時) (レス) @page22 id: 5e1b4af05d (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - 九十九夜瑠さん» コメントありがとうございます！毎日更新できるように頑張ります(*´ω｀*) (2022年11月26日 19時) (レス) id: 7c93d56916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Noa | 作成日時：2022年11月18日 20時
