＊33話 ページ34
お昼休み。ショッピくんはまた先輩方に呼び出されたらしくメイと二人でお昼ごはんを食べる。と言ってもまだ昨日のダメージが残っているので今日は野菜ジュースだけ。
cn「あ、Aちゃん、ちょっと今大丈夫？」
『あ、チーノくん？ショッピくんならまた先輩に連れて行かれたよ』
cn「うん、知っとるよ。今日はAに用事やねん」
『私？』
cn「うん、あのさ、ちょっと来てくれへん？」
『いいけど…』
いつものヘラヘラした感じも胡散臭い感じもなく、めちゃくちゃ真面目な顔したチーノくん。ショッピくんじゃなくて私に用事って急にどうしたんだろう？
無言のチーノくんの後をとりあえず付いていけばチーノくんが入ったのは選択授業で使われる教室で、今は誰もいないようだ。空き教室って勝手に入っていいのかな…
『あの、チーノくん？ここ勝手に入っていいの…？』
cn「大丈夫やで、すぐ出るから…
なぁ、Aちゃん」
そう言うと眼鏡を外してまっすぐと私を見つめるチーノくん。その瞳はキラキラと輝くオレンジ色をしていた。
『チーノくん…？』
cn「俺な、インペリアルトパーズの目してんねん。Aちゃんが避けてた宝石の瞳。黙っててごめんな」
『そうだったんだ…』
cn「驚けへんのや？」
『いつも眼鏡で瞳見えなかったけど、生徒会の人と仲いいからもしかしたら、って思ってた』
cn「そうか…
あんな、俺Aちゃんに惚れてもうたんよ。せやからショッピやなくて………俺の番になってくれへんかな…」
『え…』
cn「俺もAちゃんの進学も就職も気にせえへんし、どんなことでもサポートする。ショッピと条件は変わらんはずや」
『チーノくん…』
cn「みんな俺の瞳しか見てへん中でAは俺って言う人間を見てくれるやろ…そんなとこに惚れた。
俺らは希少な目と家系のせいで媚びて擦り寄ってくる奴らばっかやったのに、Aはそんなことなくて…Aだけやねん、俺を俺としてみてくれるのは。
こんな事言うてずるいと思う、ショッピにも悪いと思う。でもAちゃんみたいな子きっともうおらへんと思うと諦められんかった…」
『ありがとう、チーノくん』
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Noa(プロフ) - ねう。さん» ありがとうございます！趣味全開ですが今後もお付き合いいただけると幸いです！ (2022年12月16日 0時) (
レス) id: 7c93d56916 (このIDを非表示/違反報告)
ねう。(プロフ) - あーだめだもうむりしんどい何回読み返してもしんどいドキドキですやばいです主様の作品雰囲気大好きすぎます泣泣 これからも応援してます！更新楽しみにしてます！ (2022年12月15日 18時) (レス) @page36 id: dee5bda7f0 (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - たぴくんさん» コメントありがとうございます！自分の趣味が全開ですが皆様にも楽しんでいただけるよう精進します！ (2022年12月11日 10時) (レス) id: 7c93d56916 (このIDを非表示/違反報告)
たぴくん - この作品大好きです！応援してます！更新頑張ってください୧⃛(๑⃙⃘⁼̴̀꒳⁼̴́๑⃙⃘)୨⃛ (2022年12月3日 12時) (レス) @page22 id: 5e1b4af05d (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - 九十九夜瑠さん» コメントありがとうございます！毎日更新できるように頑張ります(*´ω｀*) (2022年11月26日 19時) (レス) id: 7c93d56916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Noa | 作成日時：2022年11月18日 20時
