Narr (ページ9)

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Narr ページ9

ar「…で、転がってる人がいてバイトの1人が見に行った。

　
そして姿が消えたと思ったら血まみれで出てきて死体があることを伝えた」

通報があった店ではパニック状態だ

まぁ…それもそうか

ar「あの、その第1発見者のバイトの子と話がしたいんですけど…」

『分かりました。

おい、金田一は？』

『それが…』

従業員の1人が真っ青な顔で伝える

『金田一…いなくて』

ar「それは…一体？」

『さっきまでいたんですよ!!

その…刑事さんがくる直前まで』

ar「…聞いた、いのちゃん？」

in「少し資料見せてもらっていいですか？」

『こちらです』

いのちゃんは店長と店の奥に入る

バイトだから履歴書とか置いてあるだろう

tk「有岡くん、少し代われる？」

高木がそう言う

ar「なにか気になることでも？」

俺は高木と代わった

tk「1つ質問させてください。

金田一さんは死体を見に行ったんですよね？」

『は、はい』

tk「何分ぐらい帰ってきませんでした？」

『5分くらい…』

tk「有岡くん、おかしいと思わない？」

ar「え？」

高木は顎に手を置いて考えている

tk「金田一さんは…5分もの間帰ってこなかった。

争ったあとも見られなかったんでしょ？」

『そうです。

争った形成なんてありませんでした』

tk「普通、犯人に見つかったら抵抗すると思うんだ。

それなのに争った形成なんてなかった。

俺はね…金田一さんは犯人の共犯関係にあるんじゃないかって思うんだ」