Narr (ページ36)

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Narr ページ36

yb「…ごめんな、知念」

　

俺は先に入る

冷蔵庫やテレビ棚の下とかを見るけどこれと言って繋がるものはない

yb「…もしかしたら他の情報が入ってると思ったんだけどな」

思い違いか

これは知念に悪いことした

俺も追いかけるか

そう思った瞬間、頭に固いものが当たった

ym「動くな」

yb「…山田か」

ym「そのまま両手を上げて立て」

俺は素直に従う

yb「その拳銃、どこで手に入れた？」

ym「…前の銃撃戦で。

弾は1発しかない」

yb「あいにく、俺も持ってない。

あまり持ち歩かないようにしてるからな」

山田は舌打ちをした

yb「…どうして戻ってきた」

ym「一回出たけど裕翔を確実に殺そうと思った。

それで戻ってきたら警察がいたから裕翔が通報したと思って良ければ1人連れていければと思って来た」

yb「なるほど。

中島裕翔を刺したのは山田、お前だな」

カチャと拳銃を構えた音がした

俺はそれを肯定と取る

yb「なんで仲間を刺した？」

ym「…答える義理はない」

そうか

yb「死ぬ前に1つ、訂正がある」

ym「なんだ？」

yb「通報したのは中島裕翔じゃない。

知念侑李だ」

ym「…あっそ」

山田は引き金を引いたのだろう

大きな音と頭に痛みが走って俺はそのまま倒れた