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Narr ページ32

何かが倒れる音がした



僕は寝ていたけどその音で起きる



廊下に出ると玄関がバタンを閉まった



…どっちかが出かけた?



なんだろうと思うと応接室からうめき声が聞こえた



怖いけど…そっと開く



yt「知、念…」



応接室には裕翔が倒れていてお腹からは血が出ていた



…血?



yt「なんてこと…ないよ…」



僕の頭の中で何かの映像が流れる



コンクリートに広がっていく血…



誰かが呼ぶ僕の名前…



yt「知念…?」



裕翔に呼ばれて現実世界に戻る



待って…血を流してるってことは裕翔死んじゃうってこと?



僕はパニックになる



急いで救急に電話しなきゃ…



でも…ここがどこだかわかんない



引っ越してきたけどそこから外に出たことないし、何も伝えられない



どうすればいいの?



さらにパニックに陥る



yt「知念…落ち着いて…」



こうしている間にも裕翔のお腹からは血が流れていて…



僕は裕翔のスマホを手に取る



誰か…誰でもいい



通話履歴の最近に涼介以外の名前…



圭人



そう書いてあった



この人なら助けてくれるかも



僕は期待を抱いて電話をかけた



kt『はい、どうしたの裕翔』



声を出せ



kt『裕翔?』



助けを呼べ



cn「…助けて」

Narr→←Narr



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作者名:慧jump | 作成日時:2021年8月7日 0時

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