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Narr ページ27

yt「おかえり…どうしたの?」
 


やまが帰ってきたと思ったら左腕から流血していて、全身血まみれだった



ym「…知念は?」



yt「リビングでゲームしてる。



…そのままお風呂いって、服は処分するから」



ym「…ごめん」



そう言う



やまの声は申し訳ないと思ってる罪悪感と恐怖に染まっていた



…何があったんだろう



そう思いながらやまが脱いだ服をゴミ袋に入れた



気になる思いでいると知念が心配そうな顔で俺を見る



yt「…やまはバイトで汚れて帰ってきたからね。



今シャワー浴びてるよ」



cn『違うの、テレビ見てたらね…』



テレビ…



俺は一緒に見る



『どうやら犯人は指名手配されている…』



俺は咄嗟に電源を切った



cn『何かあるの?』



yt「少し…トラウマがあってね。



このニュース見れないんだ」



知念は頭を優しく撫でてくれる



…ごめん、知念



俺たちは知念のために…嘘をついてるんだ



いつ、この嘘は終わるのだろうか



俺は静かに涙を流した

Narr→←Narr



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作者名:慧jump | 作成日時:2021年8月7日 0時

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