Narr (ページ24)

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Narr ページ24

tk「へぇ…酷いこって」

　

俺は事件現場に来た

圭人との話は小難しいからパス

…にしても

tk「被害者は2人。

1人はわかるけど…もう1人は誰だ？」

見たところ、通りすがりの人物っぽいけどな

『高木刑事、こちらの被害者の身分証明書です』

tk「ありがとう。

…記者？」

週刊誌の記者か

なんでこんなところにいんだ？

tk「…カメラ」

俺はカメラの電源を入れる

何枚か写真がある

…あれ、1枚時間が空いてるな

ゴミ箱…あった

tk「この…写真…」

俺はその写真に見覚えがあった

その時であった

後頭部に痛みが走る

tk「なっ…」

俺はその場に倒れた

「そっか…ゴミ箱の機能とかあったのか、知らなかったな」

tk「この声…山田？」

まさか…山田が刑事に化けてたのか…

ym「さてと…カメラごと壊すか」

山田はカメラを踏み壊す

貴重な証拠が…

ym「なぁ、雄也。

聞きたいことがある。

上層部はどうだ？

今でも椅子に座って威張ってるか？」

山田が視線を合わせてくる

tk「へっ…かわんねぇよ」

ym「そうか…だったら俺がやることも変わらない」

山田はそう言うと立ち上がって拳銃をこちらに向けた

ym「雄也…個人的な恨みはないがここで死んでもらう」

tk「はっ…俺の人生…ここで終わりか」

そっと目を閉じようとする

すると、山田が微かに震えていた

tk「なんだ…怖気付いたか？」

ym「違う…普通、死に直面したら誰もが真っ黒(絶望)に染まる。

なのになんで…紫(恐怖)の中に…白(希望)が混じってんだよ‼︎」