Narr (ページ19)

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Narr ページ19

kt「ここが提供する隠れ家だよ」

　

圭人はそう言って案内してくれる

やまと話し合って圭人のせいではないのに圭人自身がそう提案するならお世話になろうと決まった

kt「俺たちの敷地内だから勝手に人が入ることはないよ。

後、組員たちに言い聞かせとく。

【ズィーベン】の情報を売ったら命はないって」

ym「よほどご立腹で」

kt「大切な友だちの情報、売られたんだもん。

そりゃ怒るよ」

yt「それじゃ、お世話になるね」

圭人はそのまま帰っていく

食事も提供してくれるみたい

ym「まず…知念になんて言うかだな」

yt「あれでいいんじゃない？

【ズィーベン】が俺たちの命狙ってるから逃げたで」

ym「それもそうだな」

俺は何気なくテレビをつける

『ニュース速報です。

塀聖警察は山田涼介容疑者と中島裕翔容疑者を全国に緊急指名手配しました。

2人は現在起きている警察官連続殺害事件の容疑者であり、現在逃走中です』

yt「あ…指名手配かけられちゃった」

ym「いいじゃん。

それでもやることは変わらない」

そう言うやまの声は恐怖になっていた

俺はそれを言わない

言ったところで何も変わらないからだ

ym「知念にはあまり見せないようにしよう。

もし、見つかったらハメられてるってことも言わなきゃな」

『ここでニュースが入ってきました。

塀聖町で起きていた火事ですが鎮火し、警察官1名が救助されました。

火傷を負っており、意識はありませんが命に別状はないそうです』

yt「…大ちゃん、生き残ったみたいだね」