ねたちょ (ページ40)

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つづき！

「隊長〜、がみともです〜」なんて言ってにへって笑うと、「………イケメンだな。」と言う隊長、それに激しく頷くヘラシギ。

「そんな、イケメンじゃないよ〜」「イケメンだろ。」「ほんとうに悪い人に狙われないか心配なんよ……」「救急隊全員で見守るしか無いな……」「ストーカーやめてくださいよ！w」

こんな会話があれば良い。

青井らだおかべうちじゃないのとかべうち

有給を取れと脅されてしたかなく休んだらだお。公園の方で鬼の被り物をとってベンチで黄昏れていたら、「なにしてんスかアオセン〜」と問題児の声が聞こえる、

またなにかに巻き込まれるの……？と思って振り向いたら、壺浦の目が瞳を指さしている。
俺の瞳を鏡で慌ててみると、いつものような青から赤に染まっていた。あっぶね。

「なるほどね？」と察したあと、「まあ人がぜんぜんいないし良いでしょ！」と楽観的に答える。壺浦は苦笑いをしたあと、「さっきSNSで目撃情報出てたから誰かしらもうそろそろ来るから、ちょっとヤバいかもしれねェな！」とわざとらしく言う。

「まじか！」と言って慌てて戻す。実は俺、先祖返りとかなんとかで五感が優れてたり、知り合いもそうだったりするのだが……まあそれはまた今度でいいか。

「ン〜〜、特に犯罪も何も起こってねぇし、ここにいよ。」と壺浦は俺の隣に座った。
そして、俺をじっと見つめたあと、「隈が濃いな。ちゃんと寝ろ。」と言う。そう言われたので、彼の足に頭を……まあ所謂膝枕をしてもらう。

「今かよ……しかも外……」なんて言いながらも膝枕をしてくれる壺浦はこういうときだけ優しいと思う。
「ねぇ、壺浦。何か歌ってよ。」と言うと、「はいはい。」なんて言いながらいつもとは大違いな優しい声で歌を歌う。

こいつ歌うまいんだよな………なんて思いながら聞いていると、段々まぶたが重くなってきた。
意識が暗くなり、「おやすみ」という声が聞こえた。

その後、寝ているアオセンと膝枕しながら頭を優しく撫でる壺浦をみんなが目撃してわちゃわちゃしててくれ。
大声で叫びそうになっているところを壺浦が口に人差し指をあてて、静かに！ってしてたら良き。

「エッ、付き合っては……？」「ないッスね。」「でも時々甘やかされてるよね。」「皇帝センパイ黙れ下さい。」「なるほど……つまり壺浦がうちにこればらだおくんも…」「俺は行かないしいけねぇからムリッスね。」

こんな会話があったらいいなぁ………ってはなし。