小さなキューピット【佐野玲於】

意外な一面 ページ37

玲於side




その後は順調に撮影が進み、チェックも終わって終了！

いやー、ここもいい表情してたし、Aは安定に可愛いし
いい写真ばっかだったなぁって衣装から私服に着替えて


やべ、ミッションあるんだった！









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佐藤「この後一緒にご飯どう？」

A「え？あ、えっと…」





うわー先越された。
さすが恋愛マスター、行動の速さあっぱれです。


でもそうはさせないっすよ。



玲於「すいません、先約俺なんすよ。な、A？」

A「えっ…あ、うん。」


佐藤「そうなんだ！それはお邪魔できないね！
じゃあまた今度誘ってもいい？LINE教えてよ！」

A「あ、はい！」



なんだよ、この余裕。
そして有無を言わさない完璧な流れ。

これはとんでもない人を敵にしたのかもしれない汗









お疲れ様でしたーって手をひらひらしながら
帰っていく佐藤さん。

こことここママともバイバイして2人で歩いてる。





玲於「あ、さっき勝手にごめん。Aこまってそうだったから」

A「逆にありがとうだよ！玲於くんはいつもあたしの気持ち分かっちゃうんだなぁ」




そうだよ、なんでか分かっちゃう。
だから俺にAの心が向いてないってもの
嫌でも分かっちゃうんだよなぁ。


玲於「あのさ…今日まじでご飯行かない？」

A「え？…あたしなんかがいいの？」

玲於「あたしなんかってやめろよ。俺はAがいいの」

A「あ…ありがとう。じゃあ行こっか！」







今日の俺はなんか違う！

いつもは恥ずかしいこと、今日はすらすら言える。

涼太くんなしでもいけるんじゃね？






最近ハマってる個室のご飯屋さんへ向かう。



玲於「Aって何系のご飯が好きなの？」

A「あたしはねー和食系かな？定食屋さんとか結構行くかも！あとラーメンも好き！」

玲於「お！今から行くとこ和食だわ！てかAがラーメンとか想像できないんだけど笑」

A「え？そう？？休みの日とかスエットで定食屋さんとか行っちゃう笑 柏木家には内緒だよ？」

玲於「まじ？！俺も全然ありだわ」




Aの意外な一面！
俺こういうゆるーい女子タイプなんだよね。

なんかこういう会話したことなかったからすごい新鮮だわ。






玲於「じゃあ今度はAがよく行く定食屋さん連れてってよ！」

A「いいけど、そこ個室とかないよ？」

玲於「全然大丈夫！」



何気に次の約束まで取り付けて、いい流れじゃん〜！！




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