真夏のこわーい話。 ページ36
『っ…ジミナ、私これ以上行けないわ』
隣を歩くジミンの腕を掴み歩くのを止めた。
JM「え、どしたの？」
『この奥の方…空気が気持ち悪いんだよね』
私とジミンの後ろを歩いていたホソクが「ひぃ」と小さな悲鳴をあげた。
JM「そ、そんな事言われても撮影なんだから……行かなきゃじゃん」
『…だよね』
私の腕を掴んで震えているホソクを引きずるようにして奥へと進んだ。
(くるな)
『っ』
JM「えっと…今ってヌナが言った？」
『ううん』
声が聴こえた方を見ながら静かに首を振った。
HS「ひぃぃぃ！俺無理ぃぃい！！！」
『痛い痛い痛い！ホソギ腕ちぎれる！！！！』
私の右腕にしがみついていたホソクが力いっぱいに腕を引っ張った。
HS「違うところで収録しようよおおおおおおお！！！」
JM「ヒョン！落ち着いて…ぇぇええええ！！！！！」
『いだだだだだだ…ジミナも痛いってば！！！！！！！』
ホソクを落ち着かせようとしていたジミンも
私の左腕を思いっきり掴んだ。
私の両腕にしがみついた成人男性２人を引っ張って
一歩足を前に出したその時、強い風が私達目掛けて吹いた。
『っ』
HS「ひぃ！？」
『大丈夫？ホソギ？』
HS「うううん、だだだだだだいじょうぶ」
目を思いっきり瞑りながら震えている。
『…ジミナは大丈夫？』
JM「…」
『ジミナ？』
JM「ここはわたしとあの人の大切な場所」
『まぢか…憑かれたか』
HS「ツ、ツカレタ…？」
JM「お前たちが来る場所じゃない！！早く帰れ！！！」
さもなければ……コイツの体を返さない。と、一瞬妖しく笑った。
HS「っ…」
ホソクは気絶した。
『…あなたは何が望みなの』
JM「わたしは…わたしはここであの人と一緒にいたいだけ」
『あの人…』
JM「約束した。ここで待ってるって約束したの！！！！…ずっと待っているのに、待っているのに！！」
彼女の話を聞いていると、ふと男性の意識を感じた。
『…彼は上で貴女の事を待ってますよ、』
JM「待っている…？嘘をつくな！！！彼とここで！！！」
『貴女がここに留まっていると上で待っている彼と会えないですよ』
JM「そ、そんな…」
その瞬間ジミンの身体から、ふわっと何かが離れた。
そして目の前に綺麗な女性が現れた。
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hana(プロフ) - MARIさん» コメントありがとうございます♡楽しく読んでいただけて主も嬉しい限りです♡えごまの葉論争は、ゆんぎさんの台詞を書きたいが為に書いた作品ですw更新は遅めではありますが、もうしばらくお付き合い下さい♡w (2022年6月3日 11時) (
レス) id: 736f251c0c (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - えごまの葉論争が面白過ぎますw特に最後の🐱さんのセリフに吹きました🤣いつも楽しいお話ありがとうございます！楽しみにしています！ (2022年6月3日 0時) (レス) @page23 id: caff7cd23b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hana | 作成日時：2021年9月10日 13時
