白猫【羽宮一虎】 ページ9
「控えめに言って最高」
コスプレ姿の彼女を視界に入れた彼の第一声はこれであった
「真っ白なふわふわネコちゃんになってみたよ」
2月22日はゾロ目でねこの日
この日にちなんで彼女は自前で衣装を用意して彼にコスプレ姿を披露した
「白猫Aは天使」
清楚な白猫の彼女は彼曰く天使そのものだった
「ふふっ…。ありがとうね」
彼女が着用している衣装は露出度高めの格好となっていた
「耳としっぽかわいい。触りたくなる」
そう言って彼は彼女が付けているねこ耳カチューシャとしっぽに触れた
「お耳ふにふにしていいよ」
胸元が開いたトップスと美脚が覗くミニスカートは、彼を誘惑するにはもってこいのアイテムだった
「もうホントAかわいい」
やわらかいファー素材の生地は思わず抱きしめたくなる要素があった
「そろそろ15時だし…ティータイムにしよっか」
ちょうどお茶をする時間帯になったので彼女はリビングに行き準備を始めた
本日の紅茶は…
イギリスの高級紅茶ブランドのお茶
マルコポーロ
お茶請けはラングドシャ
「マリアージュってフランス語で結婚だったかな？」
結婚や理想的な組み合わせという意味を持つ言葉であった
ちなみに今飲んでいる紅茶のブランド名でもあった
「ラングドシャはネコの舌って意味みたいね」
こちらもフランス語で意味は猫の舌であった
「へぇー。シャレてんな」
彼はお菓子を食べながら隣で彼女の知識に感心していた
「白いガーターってかわいいけど…ちょっとえっちだよね」
ティーカップを置いた彼女はふと自分の格好を見返した
「あぁ。絶対領域がえろい」
太ももとアンダーインナーの隙間のことを指していた
「Aはニーハイとかも似合いそう」
「ふふっ…。今度試してみるね」
リクエストに応えた彼女は機会があれば試す
「なぁ。A。キスマつけさせて」
ふいに彼女を抱きしめた彼はそのまま鎖骨を指でなぞった
「白いA見てるとなんか噛みたくなった」
衝動に駆られたことを説明して彼女の返事を待った
「…っ…いいよ…。いっぱい、一虎の痕つけて……」
彼女は恥じらいながらも彼の要望に応えた
「ん。ありがと」
彼は彼女の鎖骨に唇を寄せてそのまま軽く吸い付いた
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作者名：おりたん | 作成日時：2023年2月19日 9時
