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鏡越し【灰谷竜胆】 ページ26

「久々に一緒にお風呂に入るね」





「そうだな。先週はAが女の子の日でお預けだったからな」





一週間前の彼女は月経の周期で彼とは共に入浴ができなかった





寂しくも彼にとってはお預け状態だったのだ





「ごめんね。こればっかりは…仕方ないの」





女性に生まれたからには毎月の月経は定められた運命で抗えなかった





「気にしてねェから謝るなよ」





2人は脱衣所で会話をしていた





「オレも言い方が悪かった。ごめんな。A」





自分の言動を振り返って彼は謝罪をした





「ううん。大丈夫だよ」





彼女は特に気にしていなかった





「今日は寒いし長めに浸かろうね」





季節の変わり目でまだまだ寒暖差が激しかった





「おう。今日はオレがAの背中流すわ」





「ふふっ。いいよ。洗いっこしよっか」





それから2人は…





一通り頭部や体を洗った後に2人で浴槽に浸かった





「A。もしかして…胸成長した?」





湯船に浸かった彼は後ろから彼女を抱きしめる形で座っていた





「えっ?急にどうしたの?」





問われた彼女は思わず彼の方を振り返った





「いやなんか…ボリュームが増した気がする」





背後から彼女の胸を軽く揉みながらサイズを確かめた





「特に何もしてないけど……あっ…!」





少し考えた後に思い出したかのように口を開いた





「体のメンテで、最近サプリメントを飲み始めたの」





思い当たる節としては美容サプリなどのインナーケアだった





「多分だけどそれの効果かも」





女性らしさを磨くために彼女は内面のケアも怠らず積極的に行っていた





「美容ってただの自己満足だけど…」





美意識の高い彼女は自分に惜しみなく投資していた





「竜胆の為にも、私はずっとキレイでいたいから。



隣に並んで恥ずかしくないように自分を磨くの」





自分自身と彼の為に美しさを保つ為のに日々努力していた

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設定タグ:東京卍リベンジャーズ , 愛され , 甘々   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:おりたん | 作成日時:2023年2月19日 9時

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