愛寵噺弐【東京卍リベンジャーズ】 (ページ6)

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「いい味付けだな」

「ふふっ。喜んでもらえて良かったよ」

夕飯の準備を終えた2人は共に食事をした

「いっぱい作ったから、明日のお弁当にも入れるね」

おかずは作り置き用にも作っていた様子だった

持ち越す事で次の日が楽でとても便利だった

「あぁ。助かる」

彼女は彼に愛妻弁当を持たせていた

食事を終えて洗濯物を畳んだ後は…

2人でティータイムをしながらゆっくりとソファーで団欒をしていた

「そろそろ新しい紅茶を新調しなきゃ」

よく利用する通販サイトを見ながら彼女は呟いた

「やっぱり…冬季限定は外せないね」

「Aは期間限定に弱いもんな」

オートクチュールティーコレクション

内容はお茶の流行や季節の茶葉を取り入れた要素が入っていた

「紅茶は冬の方が美味しく感じるし」

寒い時期に飲む温かい紅茶ほど至福の時間はなかった

「……A」

彼は控えめに彼女の名前を呼んだ後に、後ろから優しく抱きしめた

「ん？どうしたの。カクちゃん」

いきなり背後から抱きしめられた彼女は、振り返って彼の顔を覗き込んだ

「甘えたいの？」

口下手な彼に代わって彼女は自ら尋ねた

「……おう」

少しの間の後に彼は控えめに返事をした

「ふふっ。いいよ」

彼女は奥手な彼を微笑ましい目で見ていた

「ぱふぱふでもする？」

彼とは反対に彼女はとても大胆で積極的な性格をしていた

「……する」

素直な彼は控えめに頷いて彼女の胸に自分の顔を埋めた

「あー……1日の疲れが飛ぶ」

彼女を吸うことで少しは疲労が回復した様子だった

「………Aの肌…白いな」

彼は彼女の鎖骨辺りに視線を移した

そしてそのまま鎖骨に唇を寄せて軽く吸い付いた

「んッ…！カクちゃ…ん…」

いきなりの彼の行動に彼女は身をよじって吐息を零した

「なぁ。A」

キスマークを付けた後の彼は、彼女を自分に引き寄せて腰辺りを撫でていた

「今夜、抱かせて」

欲に忠実な彼は直球で彼女に告げて返事を待った

「…っ…いいよ……」

彼女は恥じらいながらも返事をした

その後の彼女は

彼に身も心も全てを委(ゆだ)ねたのであった