愛寵噺弐【東京卍リベンジャーズ】 (ページ37)

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ペアルック【今牛若狭】ページ37

午前10時＿＿

「今日は天気もいいし絶好のお出かけ日和だね」

「あぁ。過ごしやすい気候で良かったな」

車から降りた2人はモール内に入る前に少し外の空気を吸って風に当たった

彼らは週末の日曜日に複合型のショッピングモールにやって来た

「今日はショッピングデートを楽しもうね」

お互いの様々な好みに対応できるようにと彼女が提案したのだ

「ん。久々に一緒に見て回るな」

2人がデートをするのは久方ぶりであった

「今日は動きやすい格好で来たからたくさんお店を回ろうね」

本日の彼女の装いは…

フレンチガーリーとカジュアルな雰囲気を上手く掛け合わせた格好になっていた

「ん。今日の服装も似合ってる」

彼とデートすることは前提なのでメイクやファッションに抜かりはなかった

「ふふっ…｡ありがとうね。じゃあさっそくお店を見て回ろっか」

手を繋いだ2人はモール内をゆっくりと探索した

インテリアショップにて＿＿

「わぁ…！このお部屋のコーディネートとってもステキ！」

ディスプレイされている季節にちなんだ部屋のトータルコーディネートを眺めていた

「店員が手がけたみたいだな。確かにセンスいいな」

すぐ側の説明書きを読んだ彼は彼女と同じく同感だった

一緒に家具を見ることで２人の将来の暮らしにさらに胸がときめいた

家具を見て回った後は、カトラリーやテーブルウェアなどの食器類を扱う店舗にやって来た

「そろそろ…ティーセット一式を新しくしたいな」

紅茶が趣味なのでテーブルウェアや卓上のコーディネートにもこだわりがあった

「前から気になってる…ウェッ◯ウッドのティーカップ＆ソーサー欲しいな……」

高級食器などを取り扱うイギリスの陶器メーカーはお祝い事やギフトにも人気のブランドだった

「せっかくなんだし、この際新調したらどうだ？」

彼女の趣味に付き合いながら彼も一緒になって選んでいた

「うん…そうだね。思いきって買っちゃおうかな」

値段はピンからキリまであるが彼女は以前から気になっていたアイテムを何点か購入した

「シュガーポットはあんまり出番がないけど…やっぱり揃えておきたい」

基本的にストレートで飲むことが多いので使用頻度は少ないが、こだわりが強いので一式揃えておきたかった