聖夜祭【三ツ谷隆】 ページ31
12月24日
本日はクリスマスイブ
世の中の一大イベントで世間的に見ても大いに盛り上がっていた
「メリークリスマス!!」
彼女は交際相手の彼と自宅でクリスマスパーティーを行っていた
「今年もAサンタがやって来たよ」
コスプレ好きな彼女は毎年サンタコスをしていた
「サンタさんのふんわりした帽子が好き。
ファーがふわふわしてかわいい…!」
やわらかいフォルムのポンポン付きの装飾が特に気に入っていた
彼女が着用している衣装は、ミニスカでキュートな装いだが少しセクシー要素もあった
「そういうAがかわいい。
今年もキュートなサンタだな」
彼は微笑ましい目で彼女を見ていた
「ふふっ…。ありがとうね。
今年は隆もサンタコスしてくれて嬉しい!」
お互いにコスプレをし合うことで親近感が湧いた
「あぁ。オレにトナカイは似合わねェからサンタにした」
彼は職業柄ファッションデザイナーということもあり、センスが良く常にオシャレだった
彼はモノトーンやシックな色合い…
特に黒がよく似合っていた
「まぁ。このブラックサンタって特に深い意味はねェから」
独自の美的感性を持っている彼はビジュアルを優先した
「ホントは今日仕事だったんだけど…
会社の都合で一斉有給になったの」
「そりゃ良かったじゃねェか」
彼としては彼女と過ごすクリスマスは特別なイベントだった
「うん。早い話だけどクリスマスが終わったら
すぐに大晦日になってお正月が来るね」
年末年始は行事が連続であるので慌ただしかった
「メリクリあけおけことよろ。
テンプレみたいな流れだね」
三拍子はお決まりの台詞だった
「確かに。まぁ…毎年恒例だからな」
近い日付のイベントだと一緒にされる事が多かった
「もう新年のおせちの予約はしたよ」
彼女は段取りが良く仕事が早かった
「まぁ。来年の話は置いといて…
今日はクリスマスパーティーを楽しもうね」
本日のイベントを楽しむ為に彼女は張り切っていた
それから2人は…
世間話をしながら昼間からクリスマスパーティーをして料理などを
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作者名:おりたん | 作成日時:2022年11月13日 21時