愛寵噺弐【東京卍リベンジャーズ】 (ページ28)

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「私からは香水だよ」

彼のために選んだプレゼントは、D◯LCE&GABBANAのフレグランス

「これ…オレが気になってたやつじゃん」

「何種類か入ってるから…気分に合わせて使ってね」

事前に自身で店に赴き、何種類かセレクトして彼にクリスマスプレゼントとして渡した

「ん。明日さっそく使うわ。A。ありがとうな」

礼を告げた彼はプレゼントを快く受け取った

「蘭からのプレゼントは、なんか重いね…？なにが入ってるのかな…」

「去年はバッグだったからな。今年はコスメにしてみたわ」

今年は趣向を変えて美容関連に目をつけた様子だ

「わっ…！SUQ◯U とLUNAS◯Lのコスメだ…！」

彼が彼女に贈ったプレゼントは所謂クリスマスコフレであった

「Di◯rとかCHA◯ELはちょっと王道過ぎるからな」

彼は王道のハイブランドだと面白みがないと告げた

「私もどっちも気になってたからすごく嬉しい…！」

マイナーではないがどちらも名の知れた有名なブランドであった

「プレゼントしてくれてありがとう。大事に使うね」

それから2人は、運ばれて来たコース料理を食べながら会話に花を咲かせた

「AはTiff◯ny好きだよな」

好む理由としてはロゴを主張して売っていないところに好感が持てた

「そういう蘭はサンローランだったよね」

「おう。昔から好きなブランドだよ。後は…JO MAL◯NEとか好きだな」

「私もそこの香水好き。昔から愛されてるよね」

主に香水が主力として並ぶブランドであった

「それにしても、ここから見える外の夜景がステキ…」

食事をしながら外に視線を移すと煌びやかな夜景に目を奪われた

「ね。ご飯食べ終わったら外に出てイルミ見ようよ」

「いいよ。でも外は冷えるし…暖かい格好して行こうな」

すぐに返事をした彼は彼女を気遣って言った

「うん。それと…イルミ見たら後はもう家に帰る予定かな？」

「いや。今日はもうホテル予約してる」

計画的な彼は既に宿泊施設を予約済みであった

「最近ゆっくりできてねェし…。たまにはいいだろ？」

特別な日には彼女に全力で尽くしたい彼は抜け目がなかった

「うん…。いいよ…」

察した彼女は意味深な意味に少し期待していた

「蘭。今年も…最高のプレゼントをありがとう」

聖なる夜に

2人は心ゆくまで大人の時間を堪能した