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ポッキーゲーム【黒川イザナ】 ページ1

「ポッキーゲーム?」





彼女の口から出た単語に対して彼は聞き返した





「うん。今日はポッキーの日だから…買ってきたの」





ポッキーゲームはカップルや男女間で盛り上がる、ラブゲームの1種であった





「一緒にやろっ…?」





期待を込めた眼差しで彼女は彼を見つめた





「まぁ…別にいいけど」





少し考えた後に彼は彼女の頼みを承諾した





「なんか最近のA積極的だな」





彼曰く、近頃の彼女は中々積極的にアピールしていた





「えっ、そう?コレぐらい…ふつうじゃないかな」





そう言って彼女はポッキーの端をくわえた





「まぁ…Aが楽しそうならいいけどよ」





彼も彼女に習ってポッキーの先端部分を口に含んだ





それから2人は両側から少しずつポッキーを食べ始めた





「…………」





彼は食べながら無言で彼女を見つめていた





「…っ……」





自ら提案した彼女は、少し頬を赤く染めてポッキーを食べていた





「A。顔、真っ赤じゃねェか」





器用な彼は喋る余裕を持ち合わせており、彼女を少しからかっていた





「んっ…だって、、」





負けじと彼女も反発しようと試みた





先に言い出した彼女は自分の言動を悔やみ反省した





「もうちょいで終わるな」





あと少しで互いの唇が触れそうになった時に、彼は次の行動に出た





「んッ…!?」





自らポッキーを折って彼女の顎をすくいそのまま口付けを落とした





「キスするまでが回りくどいンだよ」





彼はポッキーゲームがお気に召さなかった様子だった





「やってる途中でその気になっちまったじゃねェか」





不本意ながらも劣情が湧いたみたいだ





「菓子なんかいらねェから、Aを食わせろ」





そう言って彼は再度彼女に口付けを落とした





「…っ……んんッ…!」





いきなりの展開に彼女は彼のペースについて行くのに必死だった





「いつも言ってンだろ。鼻で息しろって」





彼女の後頭部を抑えた彼はそのまま勢いよくキスの嵐を降らせた





言動は少し強引だが彼女に触れる手つきはとても優しかった





「…っ……ふっ……んッ…」





彼に求められている彼女の口からは、自然と甘い吐息と声が溢れ出た





唇と舌を使った激しく求め合うディープキスは、愛情表現の1つであった





「まだAが足りねェ」





彼はいつの間にか彼女をその場に押し倒していた

*→→



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設定タグ:東京卍リベンジャーズ , 愛され , 甘々   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:おりたん | 作成日時:2022年11月13日 21時

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