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ぬいぐるみ【佐野万次郎】 ページ31

「……マイキー?」





寝室のベッドに座る彼女は彼の名前を呼んだ





「そんな端っこにいないでさ…こっちきて、お話しよっ?」





彼女は控えめに彼に声をかけた





「ホント…どうしたの?すみっコぐ◯しかな?」





思い当たる節がない彼女は小声で呟いた





「……壁際がいい」





意固地な彼はオセロの如く端と角を譲る気はなかった





「うーん…困ったなぁ……」





悩ましい顔をした彼女は自分なりに思考を巡らせて色々と考えていた





「あっ。そうだ…」





何かを思い出したかのように彼女は口を開いた





「……そう言えば、この前…新しい下着買ったんだけど」





彼女はどうにかして彼を振り向かせようと、下着の話で釣ろうと考えた





「今…ちょうど着けてるの」





彼に聞こえる声量で言った





「自分じゃ、似合ってるかわからないから



マイキーに見てほしいの……」





彼女は少しあざとく告げた





「ちなみに、ちょっと…えっちな下着だよ……」





追い打ちをかけるように彼を誘惑するフレーズを放った





「……は?」





彼女の発言に彼は少しの間の後に反応した





「なんだって」





ポルノ的な発言に食いつくのは人間の本能であった





「聞き捨てならんな」





そう言って彼は彼女が居座るベッドに赴いた





「……私の、えっちな下着…見る?」





彼女は上目遣いで彼に聞いた





「おう。見るに決まってンだろ」





先ほどの態度とは打って変わって、真顔で言って静かにスタンバった





「ふふっ。ちょっと待ってね…」





そんな素直な彼が愛おしいと思った彼女は、微笑んで頭を優しく撫でた





彼女はナイトウェアとして前開きタイプのネグリジェを着用していた





「ボタン…全部外すね」





レースやフリル、リボンが随所にあしらわれた…





清楚で大人な印象が特徴的であった





ネグリジェのボタンを全て外した彼女は彼に下着姿を披露した





「ね。こーゆーの、好き…?」





彼女は少し恥じらって彼に聞いた





「あぁ。どストライク」





彼は真顔で言って上から下までじっくり観察した





白色の清楚なネグリジェの下に着用している下着は…





少し過激なデザインと形のセクシーランジェリーであった





「ねぇ…。拗ねてる理由、聞いてもいい?」





そっと彼を抱きしめた彼女は自然と本題に流れを運んだ

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設定タグ:東京卍リベンジャーズ , 愛され , 甘々   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:おりたん | 作成日時:2022年10月1日 2時

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