流行語 ページ21
灰谷竜胆「つらたん」
言うのにも疲れてきた彼は虚無顔で告げた
三途春千夜「Aたんしか勝たん」
これだけは譲れないといった表情をしていた
灰谷蘭「意味が違ェしさっきのと繋げんなや」
彼は遠目で見てツッコミを入れた
灰谷竜胆「ぴえん」
嫌々ながら真顔で言っていた
三途春千夜「なんや。クラゲボーイ」
佐野万次郎「うぜェ。ぶっ飛ばすぞ」
九井一「燃やすぞ。くらげジジィ」
これは好き嫌いが別れるが彼らは苦手な様子だった
九井に至ってはただの八つ当たりで…
竜胆を火の海に放り込んでやると告げた
灰谷竜胆「一言喋っただけなのに
そんな総攻撃せんでもよくね?」
1言ったことが10で返された彼は珍しく少しキレた
灰谷蘭「何気に九井が1番ひでェ」
鶴蝶「
元・天竺、六波羅単代組は気性が荒い3人に対して引いていた
『……ワンチャン?』
Aは悩ましい顔をしてサイトの記事を読み上げた
灰谷竜胆「イッヌ」
これしかないだろと言って彼はドヤ顔を決めた
鶴蝶「ハチ公」
渋谷駅にある忠犬ハチ公のことを指していた
三途春千夜「はじめくんの親友」
No.2は腐れ縁の名を上げた
それぞれがこれが正解だと思うものを述べた
九井一「気安く名前呼ぶんじゃねェよ」
ファーストネームで呼ばれたことが癪に触ったようだ
灰谷蘭「今回は全員不正解。
もう1回チャンスくれ〜って意味らしい」
元々意味を知っていた彼は得意げに言った
三途春千夜「ジジィでもわかったんか」
灰谷蘭「あんまジジィをナメんじゃねェ。
全部が全部知らねーわけじゃねぇンだよ」
もはや年寄り扱いには誰も突っ込まなかった
「………
蘭の部下は大広間に入るなりいつもの如く真顔になった
そして付近にいた竜胆の部下に今の状況を聞いた
「女子高生の流行り物や…
流行語とか勉強してるみたいっスよ!」
彼は今までの経緯を明るく説明した
「あー。白木さんと竜胆さんの任務ですか」
頭の回転が早い彼はすぐに察した
「そッス!今度学校に行くんスよ!!」
次のAの任務は既に決まっていた
「自分と姐さんの部下も付き添いで行きます!」
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作者名:おりたん | 作成日時:2022年9月19日 16時