不機嫌 ページ9
「蘭さん。暗殺は終わりましたか?」
するとタイミングよく彼の部下は部屋にやって来た
灰谷蘭「あぁ。今終わった」
彼は声がした方向に振り返った
「意外と早かったですね。
今回は女性…抱いてないんですか?」
部下は
灰谷蘭「やるわけねーだろ」
灰谷蘭「んなコト、いちいち聞いてンじゃねーよ」
胸糞悪くなった彼は煙草に火をつけた
「いつにも増して…機嫌が悪いですね」
部下は後処理をしながら、上司の横顔を一瞥した
灰谷蘭「こういう、女が絡んでくる
任務は…ホント嫌気が差す」
吸っている煙草の火を吐いて…
彼は宙に渦巻く煙を、
灰谷蘭「マイキーがスカウトしたとはいえ
Aは誰のモノでもないんだろ」
彼は同じ空間にいる部下に声をかけた
「まぁ…そうですね」
戸惑いながらも控えめに告げて上司に話を合わせた
灰谷蘭「オレも仕事でそういう経験はあるけど
Aは…他とは違う気がする」
彼は言葉を選んで告げた
灰谷蘭「……カラダは誰にでも許してる」
「まぁ…それは、仕事柄の都合で仕方がない事ですよ」
Aの前職のメインの仕事は、快楽を振り撒くことであった
来てからも
心の方は
誰にも開いてない
灰谷蘭「Aの…目を見ればわかる」
「白木さんはプライドが高いですからね」
メンタルこそ少し弱いAだが、プライドは高い方であった
灰谷蘭「オレらのこと、まだ全部を…
信用して受け入れてる様子はない」
でも
これから
関わりが
多くなって
関係も…
深まると思うから
情につけ込んで
Aのこと…
本気で
落としにいっても
いいかな
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作者名:おりたん | 作成日時:2022年8月11日 22時