紙一重 ページ19
同時刻__
丁半が行われている隣接の別室では…
数人の男たちが密かに
この和室には、
「兄貴!今日の
一体どんなイカサマしたんスか? 」
同じ空間にいる部下は一人の男に問いかけた
「俺ァ…今日は何もしてないぜ」
部屋の真ん中で
「あの
これはAのことを指していた
「見ねぇ顔だったしな。新入りか?」
賭博の常習犯である男は、店の従業員の顔をやたら覚えていた
「まぁ、
あの女は幸運の女神かなんかだぜ」
この男は勝負中、
「雰囲気も色っぽくて好みだしよォ…
次会った時は、一発
『……お客様』
男たちが会話をしている途中、Aは部屋の外から声をかけた
『失礼いたします』
そしてそのまま襖を開けて部屋に入って来た
『お待ちの間に…お茶をお持ちしました』
本来ならこのようなサービスはしない
Aは勝負事の、
「なんだァ?気が利くじゃねェか」
Aは標的と接近するため、一芝居打ちに来たのだ
『先ほどの話ですが、私のカラダがお目当てでしたら…』
少し恥じらいながらAは上目遣いで標的を見つめた
『次と言わずに…今、お相手して差し上げましょうか?』
相手に合わせて、Aは自ら
「聞いてたのかよ。悪い娘だなァ」
そう言いながら男はAの腰に手を回した
『お客さまにサービスをして……
気持ちよく遊んで貰うのが、本望ですから』
Aの表情は
そう…
いつだって
罪と快楽は
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作者名:おりたん | 作成日時:2022年8月11日 22時