闇夜に咲く一輪の花６【梵天】

繋縛 ページ47

梵天の拠点の地下＿＿





1人の男は美涼を縄で縛って拘束していた





『んっ……』





美涼は睡眠導入剤で眠らされていた





『ここは…地下？』





美涼が目を覚ました時には両腕を柱の上で縛り上げられていた





『……っ……！』





自分の格好を確認してみると着用していた服が所々刃物で切り刻まれていた





「姉貴ー」





男は美涼のことをそう呼んだ





「いい格好してますね」





美涼に近づいてそう告げた





『これは…何の真似？』





男に対して美涼は問いかけた





「ずっと姉貴と交わりたかったんスよ」





男は直球で告げた





「あっ、装備は全て外させてもらいました」





美涼が普段着ている任務用の服の事を指していた





「姉貴は色んなトコに武器隠してるんスね」





今の美涼の格好は黒いブラウスと膝上スカートのみだった





白のリボンは雑に引き裂かれていた





「下着の中とかすげぇ興奮しましたよ」





美涼は男の手によって醜態(しゅうたい)を晒されていた





「任務中に襲われない為ッスか？」





男は美涼に理由を聞いた





「でも無意味でしたね」





"現にこれから俺に食われるんスから"





貼り付けたような笑顔で告げていた

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