闇夜に咲く一輪の花３【梵天】

adulto ページ40

現在＿＿





深夜23時





夜も更けた頃…





後1時間もすれば日付が変わる





最高幹部のメンバーは＿





梵天内の反逆者の懺悔(ざんげ)を聞いていた





九井一「お前みたいな奴が上になったら会社終わるわ」





はっきりと倒産が目に見えてると告げた





三途春千夜「テメェは指導する立場には向いてねぇよ」





管理職には不向きだと言った





灰谷竜胆「いやコイツは降格だろ」





逆に階級を降ろすと提案した





灰谷蘭「つーか殺せばいいんじゃね？」





最終的な結論はやはり殺害のようだった





反逆者は美涼について酷く不満があるようであった





「なんで何も言い返さないんだよ！！」





反逆者は美涼に対して口調が荒かった





「俺がこんなにボロくそ言ってんのに！！！」





怒りで血走った目を美涼に向けながら告げた





心では思ってるけど…




顔には出さない





『だって私＿』






"大人だから"






荒れ狂う反逆者とは反対に美涼は落ち着いていた





『それにみんながいる前でキレたら…引かれるでしょ？』





思うだけで＿




口には出さない





これが大人の余裕であった





灰谷蘭「いやー…さすが美涼」





灰谷竜胆「美涼は大人の対応だよな」





九井一「社会人としての鏡だな」





三途春千夜「よっぽどの事じゃねぇ限り言葉には出さねぇよ」





鶴蝶「それは一般論だな」





大概の人間は人前で感情を吐き出さない





それは常識を理解しているからだ

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