闇夜に咲く一輪の花３【梵天】

dolci ページ38

『最近のコンビニスイーツがクオリティ高い』





美涼は三途の部屋でお茶をしていた





三途春千夜「デパ地下のスイーツしか食わねぇもんな」





『百貨店のスイーツはお茶請けに最高だよ』





甘党の美涼は主に銀座のスイーツは食べ尽くしていた





直属の部下が仕事の合間の差し入れでよく持ってきているからだ





『最近では通販でお取り寄せできるから便利だよね』





ネットショッピングの事を指していた





三途春千夜「クッキー缶とかシャレてるよな」





有名なパティシエが手掛けるクッキー缶は最高の一缶だ





『あれは…箱を開ける時からわくわくするね』





一口にクッキーと言っても様々な種類がある





シンプルなものからサブレ、ビスコッティ、ヴェノワ、ガレット





フロランタンやブルードネージュ等





数種類の色とりどりの焼き菓子が一つの缶に詰められているのは圧巻であった





『この前私の部下が…大阪のチーズケーキ



買ってきてくれたけど、あれもすごく美味しかったよ』





ふんわりとした見た目で中央に店の刻印が押してあるのが特徴的だ





三途春千夜「あー…アップルパイも有名なとこだろ？」





店舗内にある他の焼き菓子やケーキ類もオススメ商品みたいだ





『なんとかパパの…シュークリームも食べてみたい』





量に対して手頃の値段で買えるのが売りの商品だ





三途春千夜「ビアードだったか？」





全国的に有名な店舗なので三途も知っている様子だった





『確かそんな感じの名前』





コンビニスイーツを食べながら美涼は一息ついた

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