闇夜に咲く一輪の花３【梵天】

相談 ページ11

「美涼様はその娘が気になるのですか？」





直属の部下は運転をしながら美涼に聞いた





「女子高生とは難しい生き物ですよね…」





部下は自分から美涼の送迎をすると言って全てを任せていた





『帰ったらみんなに相談してみるね』





美涼は拠点に戻ってから内気な生徒のことを最高幹部のメンバーに説明した





三途春千夜「無理やり連れていきゃいいじゃねぇか」





生徒の気持ちをまるで理解できない三途はシレッとしていた





『それができたら苦労しないって』





任務の途中経過の報告がてら生徒個人の接し方についてアドバイスをもらう考えでいた





そもそも




その子は教室に




行けれないから…




保健室に通ってるんだよ





鶴蝶「美涼はちゃんと教師として任務を全うしているんだな」





同情したように鶴蝶は美涼に告げた





灰谷蘭「いい先生だよねー」





灰谷竜胆「こんな担任欲しかったわ」





兄弟は学生時代を思い出しながら言った

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