疲労 ページ34
『遅いな…』
夜のナイトティーを飲みながら美涼は呟いた
『もしかして忘れたのかな?』
美涼は部下にマッサージを頼んだのだが、一向にやって来ないのを気にしていた
『肩こりがひどい…』
暗殺の任務続きで体が鉛のように重かった
やっぱり…
人の手で
やってもらうのが
いいんだよね
美涼は部屋のソファーで足を組んでスマホを見ていた
三十路前だけど…
五十肩ぐらいの
辛さだわ
「俺がやってやろうか?」
美涼の背後から突然、低い声が降ってきた
『うわっ…!?』
振り向けばそこには首領が立っていた
『マイキー!急に…どうしたの?』
首領の出現に驚いた美涼は本人に聞いた
佐野万次郎「部屋のドアが開いてから入った」
美涼はカギ以前にドアを開けっ放しにしていた
『あー……不用心だったわ』
自室の扉を全開に解放していた事を美涼は後悔した
首領は美涼を後ろから抱きしめる形でソファーに座った
佐野万次郎「美涼…肩こり酷いな」
後方から美涼の肩を揉んでいる首領は心配するように呟いた
佐野万次郎「サイズ…アップした?」
首領は美涼の肩に自分の顎を乗せて呟いた
『んッ…!マイ、キー…!』
首領の手は美涼の肩から下へと降りていた
『どこ触って……!』
首領の不意打ちの行動に美涼は驚きを隠せないでいた
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作者名:おりたん | 作成日時:2021年11月6日 22時