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次の日、いつものとおり練習が始まった
ナミは変わらず一星のそばにいる「あんなことがあったのによく…」
監督がやってきては、特訓が始まった
次の相手はウズベキスタン
スタミナが最大限引き出されたチームらしい
「ナミさん、行きますよ」
『ぁ…はい』
一星はナミの手を握り、連れていく
仲間に入りたがっているナミの手をーー。
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夕暮れ、
鬼道と西蔭の密会が開かれる
「一星のこと、調べはついたか？」
鬼道は西蔭に尋ねる「はい。アイツが組織と繋がっていることは間違いありません」
「ですが、引っかかることがあるんです」
西蔭は真意に話す
「時々合宿所を抜け出して、どこかに行っているようで…」
わざわざ抜け出さなくても連絡手段はたくさんある
それなのに一星は合宿所からいなくなる
「わかった。アイツのこと、俺が追いかけてみよう」
鬼道は頷く
「鬼道さんは戻ってこないんですか？」
西蔭は問う
鬼道の顔は重たい
「まだ代表には戻れない。…となれば、俺は俺のやれることをやろう」
鬼道はそう呟いた
「あの…」
西蔭はまだ伝えたいことがあるのか、
前のめりになって問う
「昨日から…ナミさんの様子がおかしいです」
「なんだと…？」
鬼道は振り向く
「ずっと一星と共に行動をしています」
「…」
鬼道は考え込んだ「(あのナミがどうして一星のそばにいる…？まさか、何かあるのか？)」
「わかった。俺から話そう」
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作者名：真灯 | 作成日時：2024年2月29日 19時
