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怪我が治っていることは確認できた風丸
ナミの鼻をつついた「今後、このようなことはないように」
「フッ…ところでナミ。佐久間からナミへの連絡が溜まっているんだが、どうする？」
風丸はナミに携帯を手渡した
そこには佐久間のナミへの心配のメッセージが
ナミと佐久間はメールを交換していない
そのため風丸が仲介者になってきた
なぜメールを交換しないのか？
それは風丸の黒笑が答えである
こんな時間なのでナミはメールを送るが…すぐに既読がつき、電話までかかってきた
《「ナミ！元気か！？」》
佐久間が心配そうに聞いてくる
ナミはニコッ、と微笑む
「相手は表情が見えないんだ。声を出してやれ」と風丸は呆れている
ナミは慌てて、『だ、じょーぶ！』とカタコトは日本語を
《「よかった…試合見てたんだ。お前が無茶なことばかりしてるところばっかをな…」》
佐久間の声が小さくなっていく
どこか泣いているようにも聞こえる
《「こんな風になるなら行かせなきゃよかった…」》
いや、佐久間は本当に泣いていた
電話の向こう側でプルプルと震えている
ナミは視線を下げた
『かえ…りたい…あ、いたい…』
ナミは呟く
ナミもポロポロと涙を流す
佐久間に会いたくなっていた
そしてぎゅっとして、大好き！って言って…それから…
「佐久間、電話変わったぞ」
空気を読んだ風丸はナミを下がらせ、
佐久間の会話をする
「任せろ。ナミに寂しい思いはさせない」
風丸は真剣な口調で話す
ポンポン、とナミの頭を撫でながら
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作者名：真灯 | 作成日時：2024年2月29日 19時
