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「平和組が残ったな…」
と万作がどこか思ったことを言う
「ナミ、あんまり人様に迷惑かけちゃダメだろ？」
コツン、と氷浦はナミの頭をこつく
ナミはコクン、と頷いた
「でもナミさん、危機感がないのは本当にやめたほうがいいですよ？」
そこへ西蔭が注意を払う「ここには野に放たれた狼がたくさんいるんですから」
「それに…アンタは…」
西蔭はナミから顔を逸らす
「魅力的な人なんですからと呟いた
「まあまあ、誰にでもフレンドリーなところがナミのいいとこなんだよ！」
円堂はへらりと笑った
ナミの肩をバシバシ叩く「ほら、ナミも嬉しそうに笑ってるぜ！」
「円堂はナミに甘すぎるんだ」
そこへ説教を終えた風丸がやってきた「怒るこっちの身にもなってほしいものだ」
風丸はナミの隣でもくもくとお好み焼きを食べ始めた
「…ん？なんだ？ナミ。そんなにしょぼくれて。別にお前のことが嫌いになったわけじゃないぞ？」
風丸はジトっとナミのことを見つめた
風丸はそっとナミの耳元で囁く
「お前が大事だからこそ、こうして怒ってるんだ」
風丸は優しく、ニコッと笑った
彼女はじーん、と来たようで
目に涙を溜めている
風丸はそっと服を掴むナミに一言…
「あれ？抱きつくのはやめたのか？俺にだけならいいぞ」
風丸はそう言った
「人のこと言えないじゃないですか！！！！」
と突っ込んだのは説教された組であった
結局ナミはどう接するのが正解なのかわからず、ありのままでいることを決意したのだった
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作者名：真灯 | 作成日時：2024年2月29日 19時
