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「お前、どんだけ人行かせてんだよ…」
灰崎は呆れてしまっている
すると「うっ…」となる灰崎
ナミからのキラキラした視線が向いてくるのだ
「今度は俺の番ってわけか。やれるもんならやってみやがれ」
灰崎はガミガミ吠えた
しかし驚く
ナミが灰崎が割り箸で摘んでいたお好み焼きをパクリ、と食べてしまったからだ「おまっ！俺のお好み焼き！！」
「最初からこれが目的だったか！」
灰崎はくわっ、とナミを威嚇した
喜ぶ猫のようにゴロゴロしているナミに
灰崎は「…」とふと考えた
「食べてぇなら食べていいぞ」
すっ、と皿を横に流す灰崎
「灰崎が優しい！」と明日人が物珍しそうに言うのも無理はない
灰崎はパクパクと一生懸命食べているナミを見て、ふっと優しい顔をした
思わず頭を撫でてしまっている
「そういえば一星くん、ナミの首にマーキングしてたよね？」
「っ」
急な話にぶわぁああ、と顔を赤くする一星
その話は終わったはずでは！？と焦っている
「あ？」と灰崎が反応している
「え、えっと…先にナミさんの首にキスマをつけたのは灰崎くんですよ…？」
焦りながらも
本当のことを言う一星
灰崎はピタッと固まり、
「そういえば…」と思い出した後、
褐色した肌を赤くした「っっ…」
「ナミ！なんで絆創膏とかで隠さなかったんだよ！」
灰崎は真っ赤な顔で思いっきり叫んだ
ナミはえええ！？となっている
「なんの話だ？」
そこへようやく説教が終わった風丸がやってくる
「風丸さん、灰崎くんと一星くんのことも頼みます」
「はあ？ナミはここに来てどれだけ被害にあっているんだ…」
風丸は目を細めてナミを睨む「じゃあ、灰崎と一星もだな」「マジかよ！」「恐縮です…」
「そういえば、野坂さんも…」
「ん？西蔭、なんのことかな？」
野坂はとぼける
西蔭は目撃していた
帰りのバスでナミを押し倒す野坂を…
「野坂、お前も来い」
風丸は真顔でそう言った「……西蔭、あとで覚えといてね」「っ、すみません」
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作者名：真灯 | 作成日時：2024年2月29日 19時
