【オリオンの刻印】②サッカー界のクイーンと呼ばれるその子は、ただただ友達想いな女の子でした (ページ45)

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　2人は風丸にこっぴどく叱られ中である
　和室の片隅で正座をして反省中

「ナミちゃん、大丈夫？」

　心配そうに駆け寄るタツヤ
　ナミにそっとジャージを渡した
　…いや、胸元を隠すようにぎゅっ、と縛り付けた。キツいぐらいに
　タツヤはニコニコしている

「危機感待とうか？」

「げっ、腹黒タツヤが出てんじゃねぇか」

　驚くヒロト
　紳士に見えて実は腹黒いところがあるタツヤ
　意外にもナミに手厳しかったりする「まっ、タツヤのことも言えてるな」

「ナミ、お前カップ数いくつだよ」

　ヒロトはサラッとそんなことを聞いた
「この前触ったら肉まんぐらいあったような…」と思い返すヒロト
　タツヤはにっこり笑う

「風丸さん、彼のこともよろしくお願いします」

　反省者が増えたのは言うまでもない

「ナミちゃん、人に触らせちゃだめだよ？」

　困った眉をするタツヤ
　ナミはわかったと頷き、タツヤに抱きついた

「！？」

　タツヤは一気に顔を赤くする

「ぼ、僕も風丸さんのところ行ったほうがいいのかな」

　カチンコチンになりながら
　タツヤは自ら風丸のところへ行った

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