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そんなこんなで話がまとまった全員「じゃあ、お好み焼き食べ行くか」「は？ラーメンだろ」
「行こっか、ナミちゃん」
野坂はナミの指先に触れ、そっと握った
彼女を引っ張る
けれど重みをあとに感じる
ナミは後ろにいた一星に手を差し伸べ、いっしょにいこう、と誘ったのだ「はいっ！」
「ナミさん、ありがとうございます」
また改めてお礼を言う一星
「大好きです」と最後に聞こえないボリュームで囁く
「あんのやろうども、イチャイチャしやがって…」
先頭にいたヒロトと灰崎はイライラ
自分たちのナミが取られて、ムカムカしていたのだ
「ナミ！」と1番後ろの方を歩いていたナミを呼ぶ灰崎
「お前、ラーメン食うよな？」
灰崎はナミに聞いた
「は？お好み焼きだろ」とヒロトはジト目になる
「2択に分かれているな…」
その後ろにいた風丸はふと考える
そんななか、ナミはポケットになぜかしまってあった一枚のチラシを取り出す「スイーツバイキング」
「ひとつ選択肢を増やしてどうする…」
風丸はやれやれ、と頭を抱えた
「プリンセス、それは今度、僕と2人っきりで行こうね」
約束だよ、と吹雪が微笑む
「お前はすぐそうやって抜け駆けをする…」と風丸が目を細めた
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作者名：真灯 | 作成日時：2024年2月29日 19時
