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「け、け、結婚！？そ、それは…！」
一星の顔から湯気が出た
ぼっ、と最大限まで顔を赤くする「そういう意味で言ったわけでは…いや、そうなるのか…」
…でも、ナミさんのウエディング姿を隣で見れたら…どれだけ幸せか…
「だめだめ。婚約を控えているのは僕たちなんだから」
野坂はナミの体を引き寄せ、
ナミのおでこにキスをした
この子は僕のもの…
「「っ…」」
一星と氷浦が目を見開く
「ええっ！！でも、ナミちゃんは一星くんが好きだって…」
そこへつくしがポロリ
それがあまりにも大声だったため
みんなに聞こえていて…「ナミが一星を好き…？」
肝心な一星は顔から湯気を出して倒れそうになっていた
「あっ、秘密なんだった」とつくしは慌てて口を塞いだ
「どういうことだい？ナミちゃん？」
野坂の瞼がピクピクしている
…君は一星くんが好きだったのかい？だからあんなに彼を熱心に見つめていたのかな？
ナミは目をパチクリ
そしてすごい視線を向けてくる野坂にビクビク
「お前、一星のこと好きだったのか！？」
灰崎までもが目を見開く「だからあんなにひっついてたのかよ！！」
灰崎はイライラしていた
「ちょっと待て。本人、アホ面してっぞ。たぶんそりゃ、嘘だ」
不動がつん、とナミのほっぺたをつつく「おそらくだが、一星の味方でいるために嘘をついたんだろーよ」
「なんせナミチャンはお人好しだからな」
けけけ、と不動は笑う
ナミはそんな不動をぎゅうし、ほっぺスリスリ攻撃をした「ばっか、やめろって」
不動は照れる
「んだ…そーなのか」
ヒロトはどこか安心する
「つか、お前ら離れろ！！」
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作者名：真灯 | 作成日時：2024年2月29日 19時
