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「お疲れ様、ナミちゃん」
つくしはナミに休息のお水を渡した
杏奈は手作りのおにぎりを渡す
ナミは嬉しそうに頬張った「リスみたい〜かわいい〜」
「風丸さん、吹雪さん、すみません」
野坂が2人に声をかける「次の試合でお願いしたい重要な役割があるんです」
「皇帝の勅命というわけか」
「僕たちをどう使おうって言うんだい？」
風丸と吹雪は面白そうな顔をした
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「あの、ナミさん…」
西蔭が申し訳なさそうな顔でナミのもとへやってくる
「先日は失礼な態度をとって申し訳ありませんでした。自分でもどうかしていたと思います…」
西蔭は頭を下げた
先日といえば、ナミがゴールを守って西蔭が絶望していたときのこと
西蔭は自分の方にナミの手が触れたことに気づいた。元気付けてくれている「ナミさん…」
「俺、一生貴女についていきます。何かあったときはぜひ、俺に頼ってください」
西蔭は誇りに満ちた顔で誓った
一生貴女についていきたい
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次の日の朝、
食堂は賑やかだった
秋は吹雪とタツヤの皿を見て惚れ惚れしている「栄養バランスがしっかりしてるのね」
「それに比べて…」
杏奈は眉を下げ、
伊那国島グループの方を見つめる
試合に向けていっぱい食べていた
円堂や坂野上はご飯をまるまる食べている
野坂と西蔭は監督手作りの辛そうなチャーハンに手を出している
野坂は「興味深いね」と西蔭の皿に盛る
「一星のやつ、いねぇな」
灰崎はふと、探した
「珍しくナミがボッチ飯してんじゃねぇか。行くか」
ヒロトはナミを見つけて、ラッキーとにやけている
「…って、おいナミ。その皿…甘いもんしか乗ってねぇじゃねぇか」
ヒロトはナミの皿を見て、ゲッとなる
「見てるだけで吐きそうだなおい」と灰崎もこの調子だ
ナミはツーン、とする
ふいっ、と顔をそらした
もくもくと食べてしまっている
「へいへい、悪かったって」
ヒロトはすんなり謝る
「こっちは心配してやってんだ。ちゃんと栄養のあるもん食え」と灰崎はナミの皿に野菜を乗せ始めた
『！…んー』
ナミはムゥーとする
「「なんだ今の顔、かわいいな」」
と思ったのが2人だった
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作者名：真灯 | 作成日時：2024年2月29日 19時
