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ーー試合終了
日本は2点リードして勝利した
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ーーロッカー室
「すごいね明日人くん。ナミちゃんとの2人技を完成させるなんて」
「えへへ、一度やってみたかったんだ！」
すると…
「野坂悠馬、ロッカーの中を調べさせてもらうぞ」
「え？なんでですか？」
野坂は不思議がる
調査員が現れ、それをチェックし始めたのだ
「このケースの中身はなんだ？」
「え」
見覚えのないそれに野坂は目を丸くした
鬼道の時と同じだ、と灰崎が反応する
が、調査員は中を見てびっくり
「ああ、それですか。チョコマーブルですよ」
野坂はニコッと笑う「試合後って甘いものを食べたくなるんですよ」
「よかったらどうぞ」とはにかむ野坂
検査員は驚いていた
「チョコマーブルだと…？」
覗いていた一星は口をポカーンと開けた
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「おい、お前！一体何をした」
一星は野坂を追いかける
野坂は立ち止まって「なんのことかな？」と聞いた「とぼけるな！」
「ああ、そういえば、あとで気づいたんだけど、持ってきたチョコマーブルを間違えて君のロッカーに入れちゃってたみたいでね」
でも…
「なぜか、僕のロッカーから出てきたんだよなー」
野坂はチラッと一星に視線をおくった
一星は眉間にしわを寄れる
「あっ、よかったら一星くんも食べる？チョコマーブル？」
野坂はにっこり笑う
「ああ、いらないか。じゃあね」
野坂は涼しい顔で去っていく
一星は拳を握った
「…そうだ」
思い出したように口を開く野坂
「ナミちゃんのこと、いじめてるのってもしかして君？」
野坂は一星に目線を向ける
「ナミちゃんの頬の怪我も気になるけど、その前に首筋…あれ、誰かの噛み跡だよね？」
「…」
「やめてくれるかなぁ。ナミちゃんは女の子なんだよ？それにスクープになったらどうするつもり？」
野坂の冷たい視線が一星に向く
「(ナミちゃんは僕のものだよ？あんなマーク付けるなんて許さないなぁ。僕のナミちゃんを汚さないでほしいんだけど…)」
「やめてよね」
野坂はニコッと笑う
野坂は爽快に去っていった
「野坂の野郎…」
一星はギリッ、と自分の歯を噛み締めた
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作者名：真灯 | 作成日時：2024年2月29日 19時
