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ーー次の日の朝 食堂
「おっ」
灰崎はひとりでいるナミを見つける
「ナミ、一緒に飯食うか？」
灰崎は親指をくいっと後ろにやる
そこにはヒロトと空いた席があった
「(最近、ぜんぜんナミと食べてなかったな)」
灰崎はすこしソワソワしていた
しかしナミはだんまりとしている
「？」
それを不思議に思う灰崎
ナミはお盆を掴むと
一星のところへ向かっていってしまった
「…は？」
灰崎は目を見開く
「(なんでアイツ一星のとこに？鬼道にあんなことをした一星だぞ？お前をあんなに苦しめた相手なのに…)」
「ナミのやつ、なんで一星んとこいんだ？」
ヒロトもそれに気づいた
ナミは一星と楽しそうに食事をしている
そんな姿を不思議に思う人たちはたくさんいる「なんでナミ、一星と一緒にいるんだ…？」
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そして、練習中も
ナミはずっと一星に付き添っていた
灰崎はそれが不思議でならなかった
「(昨日はあんなに鬼道がいなくて泣きじゃくっていたのに、今は鬼道をつぶしたアイツと一緒にいる…)」
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お昼、湖の前で休憩をとる一星と、ナミ
そんな姿を「なんでナミちゃんが…？それに一星くん、なんだか寂しそう」とつくしが陰で見守る
剛陣も「なんかしんねぇけど、朝からナミのやつ一星と一緒にいるんだよな…」と告げる
「…」
明日人もこっそり様子を見ていた
「ねぇあれって…」
つくしが不穏がる
一星とナミに近づく二つの影…
ーー灰崎と、ヒロトだ
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作者名：真灯 | 作成日時：2024年2月29日 19時
