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、
日本はあっけなく2点目をとられてしまう
「くそぉおおおおおお！」
西蔭は叫んだ
悲痛な叫びだ
ウズベキスタンのシュートを止められない西蔭
真っ向からこられても【王家の盾】では防げなかった
『(にしかげさん…！)』
ナミはそれに驚いて振り向く
西蔭のもとへ駆け寄ろうとした
しかし…
「情を入れるな」
一星に止められてしまう
ナミは押し黙った
、
、
0ー2
また日本からのキックオフ
すぐにウズベキスタンに取られてしまう
「【レクイエムダスト】」
ウズベキスタンからのシュート
MFにいたナミは
それを見計らう
『！』
足場を固めた
守りの必殺技を出す
『【ーーーー】！！』
ボールはなんとかナミの足元で止まる
ナミはゴールが近かったこともあり、
安全のため、西蔭にボールをパスした
西蔭はそのボールを拾うも、なぜか“絶望”した目をしていた
「ナミさん…俺がゴールを守らないと思ったから、そこで必殺技を放ったんですか…」
『ぇ…』
震える西蔭
それは勘違いだということを西蔭に伝えるが、西蔭は信じてくれない
「ナミさん…守らせてくれないんですね…」
西蔭の瞳に光がなくなっていく
「(俺みたいな無力な人間…ナミさんも守れるわけないんだ…)」
『ちがっ…！(そんなわけない。にしかげさんはいつもまもってくれてる)』
ナミは必死に首を振った
しかし、話を聞いてくれなかった
、
そのまま前半戦は終わってしまった
、
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作者名：真灯 | 作成日時：2024年2月29日 19時
