16 ページ16
、
FFI アジア予選 第3試合
日本VSウズベキスタンの戦いが始まろうとしていた
ナミはフィールドに立つ
「頑張りましょうナミさん」
西蔭はナミにそう言った
ナミは頷く『(がんばろう)』
「できれば、あなたと…あと野坂さんと同じフィールドに立ちたかったな…」
西蔭はどこか遠くの空を見る
『ぁ…』
ナミはそっと西蔭の手を掴む
そのグローブにキスをした
「へ？ナミさん？」
西蔭は目を丸くした「(俺のグローブにキスをした！？は！？)」
ぶわぁ、とほおを赤くする
ナミはニッと微笑む
『(彼のぶんまで守ろうね)』
「っ…そういうことですか…はい！」
西蔭は嬉しそうに笑った
、
、
、
試合開始ーー
日本からのキックオフ
しかし、すぐにウズベキスタンに取られてしまう
3人の連携は固く、
すぐにゴール前へ
「【レクイエムダスト】」
まるでオペラのようなそんな歌声とともに
シュートが放たれた
それはまっすぐ進んでいたはずが
急にカーブをつくり、
ゴールネットを揺らした「しまった…！」
いきなり日本は先制点を奪われてしまう
、
、
『(なんか…ちがう…みんなへん…)』
ナミは不思議がる
鬼道や円堂がいない今、誰もチームを固める人がいない
『(私がなんとかしないと)灰崎、吉良さん』
ナミは2人に話しかける
いつも揉めている2人だが、
今日はやけに揉めているような気がする
「ア？吉良ってなんだよ。そこはヒロトだろうが」
ヒロトはナミに突っかかる
「(…意味わかんねぇ。おんなじチームになって何日経ってると思ってんだよ。そろそろ下の名前で呼びやがれ)」
「俺も前から思っていたが、先輩ぶって上の名前で呼んでくんじゃねーよ(ちっとは下の名前で呼べ。前よりはマシになったけど明日人みてぇに呼んでほしい
灰崎もナミに突っかかる
『(あ、あれ…ぎゃくこうかだったかも…)』
、
、
、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：真灯 | 作成日時：2024年2月29日 19時
