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ーー夜
ナミの部屋のドアがコンコン、と鳴った
ナミは氷浦でも来てくれたのかと喜び、
ぴょんっと駆けつける
だか、そこには一星がいた『ぇ…』
「ずいぶん、楽しそうだったんだな」
一星は気持ち悪いものを見る目で
ナミを見つめた
ナミの襟をぐいっ、と引っ張る
「灰崎くんとはそんな関係なんですか？」
一星はそれを見つめた
ナミの首筋につけられた赤いマークを…
「チッ…(灰崎につけられたのかこのマークを…簡単につけられやがってこの女…自分が誰のものなのか教えてやる)」
「ん…」
ナミの首に吸い付いた
灰崎と同じ場所に傷をつける
『！？…やっ』
ナミは一星の体を押し出す
けれど、一星は引かない
むしろ一星は嫌がるナミを面白がった
「(くくっ…嫌がってやがる。面白い)」
やがて、ぷはっと口を離す一星
ナミの顎を掴んだ
「もし他のやつと仲良くしようものなら、俺はそいつをつぶすぞ。わかったな？」
『っ…！だっ』
それはだめ！と言い張るナミに
一星は無理やり口付けをした『んんっん…！』
「だったら仲良くするな。俺と行動しろ」
「(この女を俺の味方にすれば有利だ
全員こいつを気に入ってやがる
なら、こいつを使ってチームをめちゃくちゃにしてやるぜ)」
『…』
ナミはきゅっ、と唇をかみ、
眉を下げた
『わかった…！やくそくまもる！だからみんなのこと、きずつけないで…！』
ナミは必死に叫んだ
「…」
一星は不機嫌そうな顔をする「(アイツらの味方しやがって…)」
「アイツらがどうなるかはお前次第だ！わかったな？」
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作者名：真灯 | 作成日時：2024年2月29日 19時
