戦利品 ページ16
「ッ、Aあなた…一体、何をしたのか分かってるんですか」
「まぁまぁ、落ち着きなってフーゴ。大丈夫、ホルマジオはちゃーんと僕らに協力するって言ってくれたしさ。」
「そこじゃなくて！！裏切り者のチームの一員を何故連れてきたんですか！！」
珍しく僕に声を荒あげるフーゴに苦笑し、口元に手を当てる。
もう既にあの場で色々な条件を飲んでもらったし能力解除しても逃げる素振り見せなかったから安全だと思うんだけどなぁ…
「しょーがないなぁ…じゃあどうしたら信じてくれんのさ？」
「信じる、信じないの問題ではなく！信じることはできないんです！」
「んー…そっ、か」
はぁ、と息を吐く。まぁ人生何事もそんなに上手くはいかないよなぁ…
「オレもフーゴに賛成だぜ、A。アイツ仲間の情報を吐いたわけでもねぇんだろ？」
「まず僕が吐かせようとしてないだけだよ」
「？！何故、なんです？」
アバッキオも追撃してきた。ナランチャやミスタは勢いで簡単に押し切れたしブチャラティも利点を伝えたら納得してくれたのになあ…
口元近くにあった手を下げ、2人に向き合った。
「ほら、彼は仲間のことを1番に案じてる。…そんな彼に仲間の情報を吐かせようとしてみなよ。…すぐに彼は噛み付くだろうさ。そうなったら協力どころじゃないだろ？」
腕を組み、キツく睨んで凄みを出す。(フィーリングメイカーで少しだけ「恐れ」させるのも忘れずに。)
2人は次の言葉を吐こうと開いた口を固く閉じている。うん、あと一息かな。
「じゃあこうしよう、それでも君らが彼を信じられないっていうなら…
彼の仲間と対決するとき、彼を連れていけばいい。彼が彼の仲間を助けたら、殺すなりなんなりすりゃいいさ。
…でも彼が彼の仲間に危害を加え君らを助けるような真似をしたなら、さすがに信じられるだろ？」
圧をかけていた全てを解除して、2人に微笑みかける。
2人は渋々といった様子で頷いた。
「ホルマジオ」
「おう、Aか」
愛しの彼は建物の影、僕らの死角になっている場所にいた。
ナランチャに撃たれた場所は丁寧に手当されている。(他にやってやれる人は居なさそうだったから手当は僕がやった。)
「悪いね」
「何がだ？」
「…強制的に協力させたこと」
重苦しく呟くと、彼は隣で楽しそうに笑った。
なんだそんな事か、とか別に今更いいのによぉ、とか言って。
「ったく、しょうがねえ奴だなぁお前はよォ」
その「しょうがねえ」が指す意味は未だ掴めずにいた。
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凶羅(プロフ) - マンゴスチンさん» やったぁぁぁあ!!!ありがとうございます！ (2019年3月7日 17時) (
レス) id: ca5c371e19 (このIDを非表示/違反報告)
マンゴスチン(プロフ) - 凶羅さん» えへへ初コメント共にお褒めいただきありがとうございます！！とても分かりますギアッチョ可愛い！！ＶＳギアッチョの話書いてて楽しかったです！！ではギアッチョとの絡みが沢山書けるように頑張りますね！ (2019年3月6日 22時) (レス) id: 10c8e330c1 (このIDを非表示/違反報告)
凶羅(プロフ) - ﾝｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ!!!ギアッチョ可愛すぎて辛い！更新楽しみにしてます！主にギアッチョとの絡みを！推しがギアッチョ故に悶え死にそうでしたｗ (2019年3月4日 0時) (レス) id: ca5c371e19 (このIDを非表示/違反報告)
マンゴスチン(プロフ) - 操菜 荘椏さん» ありがとうございます！頑張ります！＼(*・∀・*)／ (2018年12月24日 23時) (レス) id: 10c8e330c1 (このIDを非表示/違反報告)
操菜 荘椏(プロフ) - 了解です！応援してます！ (2018年12月24日 22時) (レス) id: 973a3c6c76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マンゴスチン | 作成日時：2018年4月5日 13時
