1話：お手上げバンザイギブアップ ページ6
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本当に、最初の頃はゼロキス君と二人で白み潰しに探し回っていた。
だが、一向に見つかる様子のないルーンに頭を抱える。
そんなお手上げ状態の中、ぼうっと星光る夜空を眺めていると、後ろから人影らしきものが覗く。
サクッと草の音を揺らしながら振り返ると、ルーンを共に探してくれているインキュバスの友人が此方を心配そうに見つめていた。
「どうかしたか、A。最近元気が無さそうに見えるが？」
「………シャナオウさん。」
余程心配なのか、いつもの口調ではなく真面目に話す彼はシャナオウ。
戦闘用のアンドロイドらしい。
…が、此方を見つめるシャナオウは戦闘用とは思えないほど優しい表情だ。
「悩みが有るなら話してみろ、案外俺が解答アンサーをロックオンできるかもしれん。」
「………じゃあ」
いつものようにくしゃりと笑いながら、口調もいつも通りにするシャナオウ。
やっぱりこれがシャナオウさんだ、
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「ほう…………フーティ家後継のルーンがログアウトとは………。」
「…はい、それで割りと前からゼロキスくんと二人で探し回ってまして。」
チャキ、と機械同士が擦れる音を立てながら悩ましい表情を見せるシャナオウ。
黒光りするシャナオウさんの体は、夜空の星を反射していて、なんだか綺麗だった。
………いま考えることじゃあないか。
「ルーンがログアウトする前に行っていた場所にヒントがあるのでは無いか？そこには行ってみたか？」
チャ、と人差し指を伸ばして此方を見るシャナオウ。
そんなシャナオウに、Aはすんと答えた。
「モチロン、手当たり次第に行きましたし、ちゃんとそこの人達にも聞きました。………けど、見つからなくって……。」
「何処にいったんだ？」
えっと、と指を折りながらもシャナオウに説明する。
「クジョウの島、アオイの島、ネオン島、あとは…………？」
「先日、ベンケイと何処かに行っていたろう？何処に行っていたんだ？」
………ベンケイさんと
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「やだやだ！！ナニココ戦場！？」
「大将に偵察を任されてな、暇そうにしてたろ？」
「暇じゃないし！」
「いったァ弓かすった！」
「毒塗られてないか？」
「なにそれおっかな！」
わかった、かもしれない。
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まこ - 本当にありがとうございます！出来れば早く書いてくれると嬉しいです！(何回もしつこくてすみません)これからもこのフーティメモリアルを読ませていただきます！ (2020年8月3日 8時) (
レス) id: b7c5f5eeef (このIDを非表示/違反報告)
きり。雑食(プロフ) - まこさん» 了解致しました。お時間頂きますが、こちらの作品が完結したら作ってみようと思います。コメントありがとうございました (2020年8月3日 0時) (レス) id: 330208c88e (このIDを非表示/違反報告)
まこ - こんにちは！フーティメモリアルを読ませて頂いたものです。良ければヤンデレのソアラちゃんと主人公の子が恋愛してくれる嬉しいです！ (2020年8月2日 20時) (レス) id: b7c5f5eeef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きり。雑食 | 作成日時：2020年7月25日 14時
