【はたらく細胞】にーちゃんおたしゅけコール【B細胞】

＊1、にーちゃんはかっこいい ページ1

今は細胞が暴れていない奇跡の時間。

記憶細胞さんやにーちゃんと仲良くお話できる時間。


でも私はにーちゃんとあまり話さない。

だって話すとアガってしまうから。



この前は私が話しかけた時ににーちゃんはニコニコと笑ってくれた。

なんて紳士的なにーちゃんだ。

でも、私はかっこいいにーちゃんを目の前にして言葉を発することができなかった。




例え話をしてみよう。


想像してみて、記憶細胞さんの本がたくさん並ぶ部屋。

そこが私たちの部屋。


そしてそこでにーちゃんと私は向き合ってるの

にーちゃんはお得意のイケメンスマイル炸裂。私はお顔真っ赤。



「ん？どうしたA。にーちゃんでよけりゃ話聞くぞ〜？」

『あばばば…ばば……うぇ…！！』


目の前であぐらをかいてるだけでも絵になるにーちゃんを目の前にして、私は口癖の「あばば」を放ち、

後ろにぶっ倒れる。

見事なまでにいつも通り。




想像できたでしょうか？私のコミュ病っぷりを。

私の一生治りそうにない重病の病を。



そしてなにより、にーちゃんのかっこよさを！


話しかけることができない私は、今日も今日とて、にーちゃんを見つめるのだ。


私がこう見ていても文句のひとつも言わないにーちゃんはとっても素敵。

今もこうやってにーちゃんを見てるわけだけど、にーちゃんは顔を赤らめて頬をポリポリとかいてる。



私が見てるから恥ずかしいのだろうか


「……A…？あんまマジマジ見られると…その…嫌ではないけどな…？へへ…」




けして尖った言い方はしない。私を傷つけないために


あぁ、にーちゃんはかっこいい。

＊2、にーちゃんは優しい→

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