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人間の世界の、人気の少ない教会。

羽なしの悪魔はそこでヒッソリと身を潜めていた。


「おや、今日も早いんだね。おはよう」


神父様にそういわれ、返事をする。

『おはようございます』


彼女の名前はA。

幼き頃、仲間に殺されそうになり、死を恐れて逃げ出したのだ。

いまとなっては彼女は17さい。悪魔にしてはまだまだ幼いが、あの頃に比べれば脳も体も成長している。

考えた結果、死など恐れなくなっていた。


神が我の首でも奪っていってくれないだろうか。

そんなことを考えながら布で窓を丁寧にふく



たしかにもう生き甲斐が消え去り、いつ死んでも大丈夫な状況ではあるが、

ずっとこの教会や神父様にはお世話になっている。


死に時になったら静かに姿でも消したい。


『はぁー……』


窓に息をはきかけ、そこにできた曇りを丁寧に拭う。

それを淡々と繰り返したら次は床拭きだ。




そう思って窓に息をはきかけ、そこをふくと





『……ぁあ…』


そこには悪魔が二匹。

こちらに向かってきている。



はやくここから立ち去ろう。

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きり。雑食(プロフ) - アメジストさん» 同感です。アイドルイベントのストーリーで出てきたときにはしゃぎましたね。やっぱりゼロキスくんだなぁと (2018年10月27日 7時) (レス) id: 6b4174ea0a (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - ゼロキス良き....////// (2018年9月17日 5時) (レス) id: 30de1a5c97 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きり。雑食 | 作成日時:2018年8月4日 23時

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