第七十九話 ~疾風side~ ページ42
那奈の手を引いて向かったのは図書館。
そこには自然と皆が集まっていた。
何の根拠もないのに。
波音「疾風君!那奈ちゃん!」
那奈「どしたの?」
波音「実は暁月君が置いていった本にこれが挟まっていたの」
波音先輩から差し出されたのは手紙。
宛名は俺で、差出人は―――――
疾風「城ヶ根暁月―――どうしてこんなものが?」
レオン「知らん。だがお前にだけ開ける権利がある」
ジャック「開いてみれば?」
暁月が俺に手紙をくれたのは初めて。
だから簡単に言われても困る。
シエル「あの方がどのような気持ちで書いたかなんて誰にもわかりません」
琥珀「でも疾風先輩に伝えたかったから、こうして手紙にしたんやないの?」
遥「お兄様、暁月先輩の全てを受け止めるのでしょう?連れ戻すためにも、親友として」
波音「なら読まなきゃいけないと思うよ。疾風君が暁月君の最高の親友だって私達は思っているから」
俺はちょっとだけ時間をくれと図書館を出た。
一人で向き合いたいんだ。
10人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
卯月ユウ(プロフ) - 光さん» コメントありがとうございます!頑張らせていただきます! (2013年10月14日 0時) (レス) id: 52f94a8716 (このIDを非表示/違反報告)
光(プロフ) - すごくドキドキの展開で面白いです!これからも更新頑張って下さいね (2013年10月13日 23時) (レス) id: e9e14860b6 (このIDを非表示/違反報告)
卯月ユウ(プロフ) - レミリアさん» ありがとうございます!頑張らせていただきます! (2013年10月7日 4時) (レス) id: 52f94a8716 (このIDを非表示/違反報告)
レミリア - 1話から読み進めました。暁月くん、いい人ですね。素直じゃないだけで思いやりがあって。私のクラスの人とは大違いですよww続き頑張って下さい♪ (2013年10月6日 18時) (レス) id: ccbb96b71c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:卯月ユウ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uzuki
作成日時:2013年9月15日 19時