第六十六話 ページ28
疾風の言葉に全員が黙っていた。
疾風さえも肩を震わせていて。
暁月「これで今俺が話せることは全部だ。俺は古代兵器は使わせないし、犯人は捕まえる」
那奈「間違ったら暁ちゃん捕まるんだよ!?だって僕ちゃんが追われていたのは、暁ちゃんの居場所を知るためだったんだよ!?」
疾風「え!?」
暁月「皆には謝っておく。特に疾風と姫川には。色々と巻き込んだみたいだからな。だから手伝ってくれとは言わない」
そんな危険なことは言えるはずがない。
一応"仲間"なんだろうし。
暁月「俺には皆の命の保証はできないし、守ることだってできない」
波音「なら逃げようよ!」
暁月「逃げて解決はできない。他の誰かが犠牲になるんだからな」
レオン「この時ばかり素直になりやがって」
本当は皆と逃げたい。
普通に学園生活を過ごしたい。
でもそれが無理ならせめてできることをする。
暁月「疾風、素直じゃない俺からちょっと変な話だ。いつも孤独だった誰かが親友と言う光に救われて、ちょっとだけ変われたような気がしたらしい」
疾風「暁月―――――」
だからせめて言わせてくれ。
本当にお前に救われたんだから。
最後に伝えたかった言葉。
暁月「今までありがとう疾風」
次の瞬間には能力を使った。
そして俺はそこから姿を消した。
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卯月ユウ(プロフ) - 光さん» コメントありがとうございます!頑張らせていただきます! (2013年10月14日 0時) (レス) id: 52f94a8716 (このIDを非表示/違反報告)
光(プロフ) - すごくドキドキの展開で面白いです!これからも更新頑張って下さいね (2013年10月13日 23時) (レス) id: e9e14860b6 (このIDを非表示/違反報告)
卯月ユウ(プロフ) - レミリアさん» ありがとうございます!頑張らせていただきます! (2013年10月7日 4時) (レス) id: 52f94a8716 (このIDを非表示/違反報告)
レミリア - 1話から読み進めました。暁月くん、いい人ですね。素直じゃないだけで思いやりがあって。私のクラスの人とは大違いですよww続き頑張って下さい♪ (2013年10月6日 18時) (レス) id: ccbb96b71c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:卯月ユウ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uzuki
作成日時:2013年9月15日 19時